BARホンダがまた2台ともポイントを獲得したことにより、ルノーはコンストラクターズ2位の座を獲得するためには、2週間後の最終戦のブラジルGPで1−2、1−3フィニッシュが必要となってしまった。
日本GP終了時の両チームのポイント差は16ポイント。ルノーが1−2、1−3フィニッシュしても、ジェンソン・バトンと佐藤琢磨の2人がインテルラゴスでいずれもノーポイントに終わる必要があるのだ。(ルノーが1−3の場合、両チームは同ポイントで並び優勝回数でルノーが2位)また、たとえフェルナンド・アロンソとジャック・ビルヌーブが1−2を果たしたとしても、BARは3ポイント獲得でルノーの逆転はない。「今週末は誰にとっても大変だったが、今回の結果にはがっかりしたよ」とフラビオ・ブリアトーレはため息をついた。「フェルナンド(アロンソ)はめいっぱいやってくれたと思う。でも彼が上位の車と戦うにはうちの車には速さが足りなかったね」「ブラジルを見据えて、我々がチャンピオンシップについて希望を持つのは難しい。だが2位の座を再び手に入れられる可能性がある限り、モチベーションを失わずにトライするし、また実現させたい」
アロンソは2人のBARのドライバーに続く5位でフィニッシュしたが、ビルヌーブは10位となり、中国GPに続いてルノーにポイント獲得の点で貢献することはできなかった。「最後の2、3のレースは、BARがすごい努力をしてきたことの証明になったと思うし、琢磨と僕はルノーに勝つために必要な結果をきっちり出すことができた」とジェンソン・バトン。「チーム全体としてもこのことをすごく誇りにしていいと思う」「まだ1レース残っているから、ルノーが僕らに勝つにはすごく大変だろうけど、今年がBARにとってすごくいい年だったとお祝いをするのはブラジルが終わるまで待つことにするよ」