[BS]初開催の中国GPでポール・トゥ・ウィン
2004年9月27日
ブリヂストンを装着するルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)が、栄誉ある第1回目中国GPの勝者となった。ポールからスタートしたバリチェロは、終始レースをリードしてイタリアGPに続く2連勝を遂げ、ドライバーズ・ランキング2位の座を守った。ブリヂストン勢でそのほかにポイントを獲得したのは、ジャンカルロ・フィジケラとフェリッペ・マッサ(いずれもザウバー)で、それぞれ7位と8位でゴールした。フェラーリのドライバーと同じように、ザウバーの両ドライバーは週末全般を通じて安定した速さを発揮していた。一方、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)はレース前にエンジン交換を行い、異例のピットレーンからのスタートとなった。土曜日の予選でスピンを喫したシューマッハは、グリッド後方からのスタートになるため、エンジンの交換を決断した。ワールドチャンピオン、シューマッハは懸命に追い上げたものの、レース序盤にスピンし、その後タイヤが空気漏れを起こすなど、立て続けに予想外のハプニングに見舞われた。それでも55周目にはレースの最速ラップタイムとなる1分32秒238を記録する粘りを見せた。ニック・ハイドフェルト、ティモ・グロック(いずれもジョーダン)、そしてゾルト・バウムガルトナー(ミナルディ)がそれぞれ13位、15位、16位で完走した。ジャンマリア・ブルーニ(ミナルディ)はホイールを失い、リタイヤした。
菅沼寿夫 ブリヂストン・モータスポーツ・テクニカル・マネージャー
「ルーベンスは堂々たる走りを見せて、見事に2連勝を遂げた。ザウバーの両ドライバーがポイントを獲得したこともとても満足している。我々は、中国でのタイヤパフォーマンスにはおおむね満足している。今日のミハエルとルーベンスはとても速く、実際にミハエルはレース中の最速ラップタイムを記録した。彼にとって、ピットからスタートせざるを得なかったことと、スピンと空気漏れに見舞われたことは不運だった。今日の彼にはツキがなかった。しかしながら、ブリヂストン装着ドライバーが今年初めてGPが開催された2つの新設サーキットで優勝したことは、我々がレース前に装着チームと共に行った研究とシミュレーションの重要性を実証するものとなった。もちろん今回多くのデータを手に入れたので、来年はさらに強くなってこのサーキットに戻ってくるつもりだ。」
ロス・ブラウン スクーデリア・フェラーリ・マールボロ テクニカル・ディレクター
「中国ではすごい経験をした。素晴らしいレースだった。ルーベンスのレース展開は見事だった。素晴らしいスタートを切って、速く走るべきときに速かった。週末全般を通じて強さを発揮していた彼は、この勝利にふさわしいドライバーだ。ミハエルはピットレーンからスタートし、スピンとパンクに見舞われ、残念ながらあまり良いレースではなかった。我々もミハエルも決してあきらめなかったが、スピンを喫しタイヤを交換した時点で勝負がついてしまった。しかし、我々がこのコースに関して事前にデータを入手できなかったことを考えれば、今日のブリヂストンタイヤはとても良かった。私は鈴鹿を楽しみにしている。」
ウィリー・ランプ ザウバー・ペトロナス テクニカル・ディレクター
「予選では1周目のパフォーマンスがとても良かった。今日のレースで、我々はコンストラクターズ・ランキング6位を守ることができた。異なるアプローチと作戦を採ったことが功を奏した。タイヤとマシンのセットアップの選択をいっそう改善しなければならない。ブリップダウンに多少悩まされたが、それは改善できるものであり、ここでもトップチームと対等に戦えることが確認できた。ブリヂストンタイヤは1周目のパフォーマンスに関して大きな進化を遂げた。」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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