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ブリヂストン、上海戦に臨戦態勢

2004年9月19日

 ブリヂストン・モータースポーツが初開催となる中国GPに向け臨戦態勢を整えている。2004年カレンダー中で2戦目となる‘完全新規’イベントに向けて、先週、同タイヤのユーザー3チームがテストを済ませた。
 完成したての全長5.451kmの上海国際サーキットは、長短のストレートとチャレンジングな各種コーナーを絶妙に組み合わせたトラックで、ドライバー、車、タイヤが一様に技量を問われる設計が随所に施されている。
 ブリヂストンのF1タイヤ製造工場から上海サーキットに直送されるタイヤは計1400本以上。その内訳は、ドライ用タイヤが5スペック、ウエット用が1スペック、さらにエクストリームウェザータイヤが1スペックだ。誰ひとり予備知識を持たないトラックでどんなラバーが合うのかも分からない中、これらのタイヤは慎重に慎重を期して選択されたという。
「上海は今季カレンダーで2つ目の新規サーキットで、バーレーンに続き、我々にとっては無類のチャレンジとなる」と話すのはテクニカルマネージャーの菅沼寿夫。「トラックレイアウトの検討に多忙を極めてきた。見たところではインディアナポリスやセパンのサーキットといろいろな面で似たような形式になりそうだ。例えばターン13は、長く弧の大きなコーナーで長距離高速ストレートへと続いている。これは、バンクがないとはいえインディアナポリスの形に似ている。ターン7と8はS字セクションで、セパン・サーキットのレイアウトのようだ」
「全体に上海サーキットは見た目にもエキサイティングなトラックで、タイヤには高水準のメカニカルグリップが要求されるだろう。長距離ストレートと高速コーナーのためにタイヤの温度上昇も問題になる。さらに温度も相当上がると予想しており、もし陽が差せば、外気温は最大摂氏30度、路面温度は最大50度にもなるかもしれない」
「これらの要因を考え、コース路面はスムースだろうという予想もあって、ドライ用のコンパウンドを5スペック、ミディアムからソフトまでの幅から選んだ。今年序盤の中近東では、新規トラックながらユーザー各チームのレース前準備とシミュレーション作業が功を奏してうまくいったので、今度のレースにも力強い望みをもっている」
 先のイタリアではライバルのミシュランが優勢となったが、ブリヂストンと世界王者のフェラーリはきっちり1−2を勝ち取っており、ブリヂストンとしては中国でもぜひこの再現を見たいところだ。
「モンツァでは、フェラーリの地元観衆の眼前で今年最高のレースをすることができたし、ルーベンス・バリチェロが表彰台の頂点に立つのを見ることができてうれしかった」と、モータースポーツディレクターの安川ひろし。「ブリヂストンとフェラーリは今年、断然優勢を誇っており、初開催の中国GPのため上海を訪れるのがとても楽しみだ。今度もまたスリリングなレースを披露できればと願っている」
「F1界にとってもブリヂストンにとっても非常にエキサイティングな好機で、我々の技術的な専門知識をかように重要な市場で示す機会になる。上海サーキット、レース主催者、またF1カレンダー最新イベントのすべての関係各位に来週末の成功をお祈り申し上げたい」




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