ミシュラン、モンツァ用コンパウンドに自信
2004年9月9日
2週間前のベルギーでは、キミ・ライコネンがミシュラン陣営に今季2勝目をもたらした。しかし、同時に彼らはレース中に3件のタイヤトラブルを経験し、今週末のイタリアGPに向けて原因の究明と解決が急務となっていた。
モンツァとスパは特性のよく似た高速コースであることから、ミシュランはモンツァ用に選択したタイヤで同様のトラブルが発生しないように全力を尽くし、先週の3日間の合同テストでは今週末に向けた各種コンパウンドの比較評価を行った。残念ながらこのテストでも複数のタイヤトラブルがあったが、ミシュランのモータースポーツディレクター、ピエール・デュパスキエはこの週末のレースでこうしたトラブルが再発することはないとの自信を示した。
「モンツァのテストでは2件のタイヤに関連するトラブルがあり、いずれもリヤタイヤにダメージがあった。しかし、車のオンボードテレメトリーによって空気圧の低下が正確にとらえられており、どちらのケースも原因はバルブキャップが失われたことにあった」
「これもまた、スパでのレースで続発したタイヤトラブルの原因として考えられるひとつのファクターと言える。もちろん、スパのいくつかの特定の縁石の内側に鋭い角があったことがトラブルの原因の一部であったという疑いは依然としてある」
「これまでのところ、私たちの調査ではトラブルの明確な技術的理由は見つかっていない。それはある意味ではいい知らせだ。私たちの側で何らかの技術的なエラーがあったとは認められないことを意味しているからね。しかしながら、完全な解決に至っていないという点でスッキリしないのも確かだ」
ミシュランはモンツァで開かれた74回のグランプリで過去6勝を挙げている。最新の勝利は2001年にウイリアムズのファン‐パブロ・モントーヤが記録した。プログラムマネージャーのパスカル・バセロンは、充実したテストの成果から見て7勝目は十分に可能だと考えている。
「今回の事前テストは私たちにとって実り多いものだった。この週の最速ラップタイムはウイリアムズのアントニオ・ピッツォニアが記録したし、その他のパートナーチームもきわめて高い競争力を示した」
「他のほとんどのサーキットと同様に、タイヤメーカーは最良の妥協点を探りながらモンツァ用のタイヤコンパウンドを選択しなければならない。パラボリカのような超高速コーナーでは大きな負荷がかかるものの、物理的なタイヤ磨耗はそれほど大きくない。ただし、ストレートで高速を維持する時間が長いため、磨耗が少ない代わりにタイヤの温度がかなり高くなる。その結果として、あまりソフトなコンパウンドは使えないからだ」
「私たちは4種類のドライタイヤをモンツァに持ち込む。近年ミシュランはモンツァではかなり優れたパフォーマンスを示している。先日のテストの結果から見ても、私たちのエンジニアは今回も最適なバランスを探し出すことに成功したようだ」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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