ベルギーGPで7度目のドライバーズタイトルを獲得したミハエル・シューマッハーが、決勝後のパーティーで、フェラーリのスタッフ全員に感謝の気持ちを述べた。
シューマッハーはベルギーGPで2位に入り、3位となったルーベンス・バリチェロとの差をさらに2ポイント広げることに成功し、タイトルを確定、フェラーリと共に5年連続チャンピオンに輝いた。これを祝うパーティーでシューマッハーは、この成功をサポートしてきたスタッフたちに対し賛辞を呈した。
「まだ信じきれずにいるよ」とシューマッハー。「(日曜に)成し遂げたことは、何年にもわたるハードワークの賜物だ。最初の頃は、僕らがこんな成功を収めるなどと、誰も想像もしなかっただろう。だからこそ、特別な感慨があるんだ。長い年月にわたり、数えきれないほどの時間、ハードワークに徹していた。時には手痛い敗北を喫しながらね。だからこそ、フェラーリの全員がこの成功を心から誇りに思うべきだ」
「2週間前、コンストラクターズタイトル獲得をフェラーリ本拠で祝ったが、これは当然のことだと思ったよ。フェラーリで働くみんなが出席できたんだから。ファクトリーでの仕事の重要さが時に忘れ去られることもあるけれど、コース上の作業は、マラネロで行われていることの、ほんの一部に過ぎないんだ。マラネロで情熱を持ち、細心の注意を払って作業する優れたスタッフたちが働いてくれるおかげだ」
「フェラーリは50戦以上もテクニカルトラブルに見舞われていないが、これはなかなかないことだ。チームの精神と魂の賜物だろう。僕はフェラーリチームの一員に過ぎない。この大きなファミリーの中のひとりであり、勝利は全員のものなんだ」
シューマッハーは日曜の夜に、フェラーリチーム、スポンサー、友人たち、そしてもちろん妻のコリーナや父親を含む、150名のゲストと共にタイトル獲得を祝った。パーティーの後、シューマッハーはスイスの自宅へ戻り、モンツァに向けてしばし休養を取る。