ザウバーのフェリペ・マッサとジャンカルロ・フィジケラは、ベルギーGPで4位と5位に入り、チームにとって今季最高の結果を出した。
アクシデントが相次いだレースで、ザウバーの2台は速さを見せたが、もちろん楽なレースではなかったようだ。
「スタート後のラ・スルスで、誰かが僕に追突したためにリヤウイングとディフューザーにダメージを受け、ダウンフォースが低下してしまった」とフィジケラはレースを振り返る。「ポイント争いをすることはできたけど、戦いは厳しく、20周目にはターン12で一瞬コースアウトして、フロントウイングのエンドプレートが傷ついたために、さらにダウンフォースを失ってしまった。それにリスタートのたびに十分なタイヤ温度をキープするのが大変だった。クリエンには本気で立ち向かったよ。でも僕たちが4位と5位でフィニッシュしたのはすごいね。僕らはこの結果に値する働きをしたと思う」
マッサは大変なレースを戦い抜き、4位というキャリア最高位を手にした。「スタート後のラ・スルスで前に詰まってしまった。キミと接触するまで彼が横にいたのは見えなかったよ」とマッサ。「それからサトウが追突してきたんだ。リヤウイングを付け替えるためにピットインしたけど、ステアリングがあまりにひどく振動したために1周後にまたピットに戻ったんだ。それでもマシンは振動していたけどアタックはできた。あの状況ではラッキーだったと思われるかもしれないけど、ここ5戦でさんざん悪運に見舞われてきたから、これで報われた気がするよ。チームは素晴らしい貢献をしてくれた。たぶん初めての表彰台に登ることもできたのかもしれないけど、4位という自己最高位を取れたんだという考え方をしたい。今週末は家族が来ていたので、特にうれしかった。この結果を、昨日他界した母方の祖父、フェルナンド・コレーニョ・ドス・サントスに捧げたい」