F1世界選手権第13戦ハンガリーGPの公式練習3回目と4回目に続き、公式予選が行われた。
午前9時から45分間行われた公式練習3回目では、オリビエ・パニスが1分21秒838で11番手。リカルド・ゾンタが1分21秒927で12番手。午前10時15分から45分間行われた公式練習4回目は、リカルド・ゾンタが1分20秒606で9番手。オリビエ・パニスが1分20秒689の11番手で、午後に2回行われる公式予選に臨む事となった。
午後1時から行われた公式予選1回目は、曇り空に時折青空が覗く、例年なく涼しい気候の下、気温24度、路面温度40度、湿度48%というドライコンディションで始められた。3週間前に行われた前戦ドイツGPの決勝レース成績順で14番目にコースインしたオリビエ・パニスは1分20秒491で14番手。最終20番目にコースインしたリカルド・ゾンタは1分20秒199で12番手につけた。その後、午後2時から行われた決勝グリッドを決める予選2回目は、予選1回目の計測タイムの逆順でタイムアタック。7番目にコースインしたオリビエ・パニスは、1分21秒068で予選13番手。9番目にコースインしたリカルド・ゾンタは、1分21秒135で予選15番手のタイムであった。
マイク・ガスコイン : シャシー部門 テクニカルディレクター
「予選結果には失望している。我々のグリッドポジションは、真のパフォーマンスレベルを反映したものではないと思っている。今朝の公式練習では、クルマのバランスは良かったのだが、予選に入ってグリップが不足し、公式練習の時のようなタイムを刻めなかった。しかし、我々は確実に2台を完走させるために、今出来る最善を尽くさなくてはならない。TF104Bはロングランでも安定しており、ポイント獲得のチャンスを期待している」
高橋敬三 : 技術コーディネーション担当ディレクター
「午後になって、2台共クルマがナーバスになってしまい、午前中の好調を維持出来なかったことに不満が残る。明日に向けて出来る限りの改善をして、決勝レースへと挑む」