ドイツＧＰでＢＡＲの車両に取り付けられていたステアリングデバイスに関する裁定について、ＦＩＡはチーム側が提出した抗議を却下した。
　ＢＡＲはホッケンハイムに持ち込んだスペアカーに、クイックかつスムーズなコーナリングを可能にする電子制御式の油圧装置を取り付けた。しかし、複数のライバルチームからの指摘を受け、レーススチュワードはこれを取り外すようＢＡＲに命じていた。
　ＢＡＲはこの決定に対して抗議を提出したが、火曜日にパリで開かれた控訴審の結果、ＦＩＡはこの抗議を却下した。
　ＦＩＡの発表は次のとおり。「両当事者の事情説明を聞き、さまざまな文書およびその他の証拠を詳しく調べた結果、控訴審はドイツＧＰ審査委員会の決定を支持する」

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