ミナルディ・コスワース・チームが、ロシア人ドライバーのセルゲイ・ズロビンとテストドライバー契約を結んだことを発表した。
　モスクワ出身で２００２年にロシア人として初めてＦ１マシンをドライブしたズロビンは、同年フィオラノ、バレンシア、ムジェロで計３回、ミナルディとテストを行い、トータル８４０ｋｍを走り、上達ぶりを見せていた。
　ズロビンのテストは集中的に８月末から１２月まで行われる予定。彼のテストプログラムについては、ロシアのやり手ビジネスマン、アレクセイ・ズボロフスキーが熱心に援助しているようだ。ズボロフスキーは、Ｆ１をロシアに招致したいと考えている。
　ミナルディ・チーム代表ポール・ストッダートは、以下のようにコメントした。
「２００２年のテストプログラムに続いて、セルゲイが再びチームに合流することを大変うれしく思う」
「東欧でＦ１への関心がずっと高まっていることを考えると、ロシア人ドライバーを誕生させるという目標のためにＦ１界が働きかけるのは、非常に重要だと思う。セルゲイのＦ１へのアプローチは非常に目立ったものであり、彼のＦ１キャリアが最高レベルに到達できるよう、我々は最大の手助けを続けるつもりだ」

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