2005年にウイリアムズF1チームに移籍するマーク・ウエーバーは、チームのテクニカル・ディレクターであるサム・マイケルと働くのを楽しみにしている。
ウエーバーによると、ウイリアムズF1チームへの移籍は、「ここまでのF1キャリアの中でもっとも重要なステップ」であるという。2002年にF1へステップアップするまで、ウエーバーはF3、FIA−GTチャンピオンシップ、F3000に参戦。F1では、ミナルディ・チームから出場したデビュー戦でポイントを獲得し、大ニュースとなった。オーストラリア出身である彼は2003年にジャガー・チームに移籍、その年にチームが獲得した19ポイントのうち18ポイントを稼いだ。今年も今のところ、ジャガー・チームでポイントを獲得しているのは、ウエーバーだけである(7ポイント)。
ウイリアムズ・チームへの移籍が決まり、ウエーバーは「フランク(・ウイリアムズ)のような人物から何回も電話をもらえるなんて、ものすごくうれしい」とコメントした。
さらに、ウエーバーは、同じくオーストラリア出身であるウイリアムズ・チームのテクニカル・ディレクター、サム・マイケルといっしょに働くことになる。ふたりは、ニュー・サウス・ウェールズ州の同郷だ。
「今年まで、サムと話したことはなかったんだ」と、ウエーバーは打ち明けた。「彼とは全く知り合いじゃなかった。だけど、彼は僕とよく似た周波数をしているから、それは始めから好都合だと思うよ。精神面に良いんじゃないかなって、そう願いたいね」
そうは言っても、ウエーバーは、彼の出身国がチームのドライバー決定に影響したとは思っていない。彼はこう付け加えた。
「パトリック(・ヘッド)とフランクは、何人かのドライバーに舞台を用意してチャンスを与えたうえで、そのドライバーをちゃんと尊重していると思う。そのドライバーの国籍がどこであろうとね」