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英スポーツ大臣、シルバーストンを擁護

2004年7月13日

 英スポーツ大臣のリチャード・カボーン氏が、今後もイギリスGPはシルバーストンで行われるべきだと語り、シルバーストン擁護の立場を示した。

 バーニー・エクレストンが、イギリスでF1世界選手権を開催し続けたいのなら、シルバーストンは新たな興行主を探さなくてはならないと語ったため、シルバーストンの未来は危ういものとなった。
 さらに、先週ロンドンのリージェント・ストリートで行われたF1イベントも、シルバーストンへプレッシャーを加えることになった。このイベントにより、多くのF1関係者が、あの有名なモナコGPのように、ロンドンでも一般道を使ってレースができるのではないか、と考えるに至ったのだ。
 しかし、カボーン氏は、市内の一般道でF1を開催することを考えるのは時期尚早で、シルバーストンこそF1カレンダーに残るべきだと、ロンドン・イブニング・スタンダード紙に語った。
「(ロンドンでのパレード走行で)ああいったことができるんだということははっきりしたが、ロンドンでグランプリを開催するなんて、まだまだ考えられない」と、カボーン氏。「私は、最低でもあと2年はシルバーストンでF1が開催されると確信している。F1関係者全員、あそこで開催することの重要性を分かっているものと信じている」
「その2年で、サーキット周辺の総合施設を開発し、優れたモータースポーツ産業の中心地にしなくてはならない」
 イギリスをベースにした8つのF1チームに4万人が関わっていることもあり、F1にはシルバーストンが不可欠だと、カボーン氏は考えているようだ。
「一度そういったものを失うと、元に戻すのは難しい。F1グランプリは輝かしい存在であり、その栄誉はイギリスの産業にとって非常に重要だ」と、カボーン氏は語った。




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