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[Honda]バトンが地元イギリスGPで4位入賞

2004年7月12日

 イギリスGP決勝レースで、ジェンソン・バトンは3番グリッドからスタートしたものの、僅かに表彰台に届かず。しかし地元の大勢のファンの応援の中、4位入賞を果たして、コンストラクター選手権2位のルノーとの差を、12点差まで縮めた。佐藤琢磨は11位完走だった。
 決勝当日、サーキット上空は朝から曇り空に覆われた。天気予報では、レース中に雨が降る確立は40%。とはいえ時折は薄日も差すという、典型的な英国風の天気となった。チームはこの朝、レースエンジニアらスタッフ6人を乗せてサーキットに向かうワゴン車が、対向車に衝突される事故に遭遇した。幸い大ケガにはいたらなかったものの、佐藤のレースエンジニアであるジョク・クレアはレースを欠場。代わって、データエンジニアがレースエンジニアを務めることになった。
 午後1時に決勝レーススタート。アクシデントも無く、全車一斉にスタート。8番グリッドからスタートの佐藤が、きれいなスタートを決める。1コーナーでは抜けなかったが、ハンガーストレートのブレーキングで、鮮やかにウィリアムズのJP・モントーヤをオーバーテイク。しかし3周目にコースをはみ出し、そのモントーヤに抜き返されてしまう。一方バトンは、グリッドポジションの3番手をキープ。ポールポジションからスタートし、トップを快走するK・ライコネン(マクラーレン)は、いきなり後続を引き離しにかかる。バトンは2番手のR・バリチェロ(フェラーリ)を追走するが、後ろからも激しくM・シューマッハ(フェラーリ)に追われる展開となった。
 11周目までにトップのライコネン、バトンらが次々にピットイン。多くの燃料を搭載した佐藤は、M・シューマッハ、J・トゥルーリ(ルノー)に次いで3番手に上がる。しかし、すぐ後ろには、ピットインを終えたばかりのライコネンが迫る。13周目の1コーナーで並ばれたが、ポジションをキープ。しかし次の周の1コーナーで抜かれ、4番手に後退。週末を通してマシンのグリップ不足に悩んだ佐藤は、なかなかペースを上げることができない。そして、さらにジャガーのM・ウェバーにも前に出られてしまう。佐藤は15周目にピットインしたが、その前にチームメイトのバトンにポジションを譲ったことで、14番手に後退。そのバトンは表彰台圏内の3番手を走行している。トップにはM・シューマッハが上がったが、僅差でライコネンが追う。


 折り返し点の30周目。トップは依然としてM・シューマッハ。ライコネンとバリチェロが追い、バトンは2回目のピットインした際に、4番手に後退した。佐藤は11番手に順位を上げたものの、ペースが伸びず、ポイント圏内を目指し、追い上げる展開となった。
 40周目。ブリッジの出口で、ルノーのトゥルーリがタイヤバリヤに激しく激突してクラッシュ。本人は自力でコクピットから脱出したものの、マシンは大破。これでセイフティカー導入となった。その間にライコネン、バトンやバリチェロら、3回ストップ作戦のマシンが、次々に最後のピットインへと向かった。
 45周目にレース再開。バトンは3番手を走行中のバリチェロのすぐ後ろに付くが、なかなか抜くことができない。表彰台まであと僅かというところまで迫りながら、結局そのまま4位でチェッカーフラッグ。コンストラクター選手権2位のルノーとの差を、12点差まで縮めた。佐藤は11位で完走したものの、ポイント獲得には至らなかった。優勝はM・シューマッハ。今季11戦中10勝目、通算でも80勝目となった。

ジェンソン・バトン 4位
「今日のレースは、今年前半のテストの時のような速さを見せられなかったし、ここにはもっと良い成績を期待して来ていたんだ。フェラーリと比較して、とにかくグリップの不足に悩まされたし、ハンドリングが悪く、フェラーリとはまともなレースをできなかった。今日は、シーズン開幕当初のような速さではなかったし、地元の応援団を前にして、良い成果を見せることができなくて、とても残念だよ。次のドイツGPまでの2週間には、沢山やらなければならないことができたね。今回の経験を活かせれば、ホッケンハイムではもっと良いグリップを得ることができるだろうし、マシンアップグレードも予定されているから、パフォーマンスは向上すると思うよ」




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