成功裏に終わったマニ−クールの興奮も冷めやらぬまま、フェラーリは今週末Ｆ１第１１戦イギリスＧＰに挑む。
　選手権ランキングで首位を独走するミハエル・シューマッハーは、シルバーストンでのレースを前にこう語る。「フランスのようなレースを終えて、次に挑めるというのはうれしいことだよね。まだたった数日前のことなんだからなおさらだ。マニ−クールの盛り上がりをシルバーストンにも持ち込めると思う。先週日曜のようなチームのパフォーマンスがあれば、さらにいい戦いができるだろう」
「フェラーリはいつもどおりシルバーストンに向け、繊細な注意力とやる気をもって準備してきた。６月初めにはここでテストをしていい成果を得られたしね」
「今週末僕らにチャンスがあると考えるのは、このテストデータによるものでもあるんだ。でも、バトルも考えに入れなきゃならないね。他のチームにも大いにチャンスはあるだろう。ＢＡＲホンダは先週同様強力だと思うよ。だから僕らも気を引き締めて勝負しないとね」
「ここはＦ１の伝統あふれるコースだ。僕はシルバーストンは好きだよ。ここでレースをするのはいつも楽しい。タイトなコースで、セッティングではバランスが重要となる。そしていいバランスのマシンにするのは必ずしも簡単なことじゃないんだ。あと、シルバーストンのいいところは、たくさんのファンが詰めかけ、みんなＦ１に敬意を表していることだ。ここではＦ１は高く評価されており、それは僕らドライバーにとってはすごく大切なことなんだよ」
「熱狂的な観客の前でレースをすることになり、大変なレースになるだろう。でも僕らのマシンでシルバーストンのようなコースを走るのは、本当に興奮するだろうね」

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