[Honda]佐藤琢磨がトップタイム!
2004年6月12日
カナダGP初日午後のフリー走行で、Lucky Strike B・A・R Hondaの佐藤琢磨がトップタイムを記録した。ジェンソン・バトンは、8番手。第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンは、午後のセッション半ばでクラッシュを喫したこともあり、12番手に終わった。
ヨーロッパをしばし離れて、カナダ、アメリカと続く2連戦。初日のジル・ビルヌーブサーキットは、雲一つない快晴に恵まれた。普段はほとんど使われないコースのため、路面の汚れがひどかったにもかかわらず、ハイペースでタイムが更新されて行く。午前中に行われた最初のフリー走行では、トップタイムのM・シューマッハ(フェラーリ)から5番手のJ・トゥルーリ(ルノー)までが、昨年のポールポジションタイムを上回るタイムを記録。B・A・R Honda勢はこのセッションで、デビッドソンが3番手、バトンは7番手。佐藤は低速区間のタイムロスが響いて、14番手だった。
午後も快晴が続き、気温は21℃。路面温度は45℃まで上がった。ロングランを主体としたこのセッションでは、1分15秒台に上位10人以上のドライバーが、ずらりと並んだ。一時B・A・R Hondaのドライバーは、佐藤、バトン、デビッドソンの順に3・4・5番手を独占し、ここカナダでも順調な仕上がりを見せた。今回のGPで投入した、パワー、信頼性を更にアップした改良型エンジンも好調だ。
しかしフリー走行終了まで残り25分余りとなったセッション中盤、ロングラン中のデビッドソンにアクシデントが発生。6コーナーのブレーキングで突然リアブレーキがロック。挙動を乱したデビッドソンのマシンは、そのままエスケープゾーンを横切りタイヤバリアに激突してしまう。幸い本人は打ち身程度で済んだものの、3台目のマシンによるタイヤ評価やセッティング作業は途中で打ち切りとなり、その後のマシンセッティングに必要なデータ収集に影響が出てしまった。
とは言えセッション終盤、ニュータイヤでアタックした佐藤が、昨年のポールタイムを実に1秒5近くしのぐ速さで、1分14秒086のトップタイムを叩き出した。その後トップチームのドライバー達がタイムアタックするも、佐藤のタイムには及ばず、そのまま午後のセッション最速の座をキープした。バトンは8番手、セッション半ばでクラッシュを喫したデビッドソンは、12番手のタイムだった。
中本修平 エンジニアリング・ディレクター
「今までの金曜日のセッションの中でのベストとは言えませんが、総じて良かったと思います。マシンの状態もまずまずですし、決勝に向けて上手くこのまま流れに乗って行きたいと思います」
関連ニュース
![](https://ad8.f1sokuho.net/iconv/fsoku/is/img/banner/f1sokuho_teiki_1912.jpg)
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
![](img/common/cont_right/link_button.png)