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トゥルーリ、混戦のモナコを制しF1初優勝!
2004年5月24日
F1モナコGPは77周で決勝レースが行われ、リタイヤが相次ぐなかルノーのヤルノ・トゥルーリがポールポジションから逃げ切り、F1初優勝を飾った。2位にはBARホンダのジェンソン・バトン。
62回目を迎えたモナコGPの午後2時。フォーメーションラップのスタート時の天候は快晴。気温22度、路面温度41度、湿度58%と、昨日よりはやや涼しい。
午後2時03分、全車グリッドに着いたところで赤旗が出てスタートは中断。赤旗の原因はトヨタのオリビエ・パニスで、パニスはその後も発進できず、マーシャルに押されてピットスタートに。レースは77周に減算され、フォーメーションラップ再スタートは午後2時09分と発表された。ポールポジションのトゥルーリ車はじめ、何台かのマシンはオーバーヒート対策としてサイドポッドにドライアイスを入れている。
スタートはBARホンダの佐藤琢磨が抜群! 5番手キミ・ライコネンと4番手ミハエル・シューマッハーの間を割る。その瞬間、ミハエル・シューマッハーと軽く接触したようだ。トゥルーリ、こちらも好スタートのフェルナンド・アロンソ、ジェンソン・バトン、佐藤琢磨、ライコネン、ミハエル・シューマッハー、ルーベンス・バリチェロの順で1コーナーの坂を駆け上がる!
1周目のローズヘアピン、ジャガーのクリスチャン・クリエンがヘアピンでクラッシュ。その間に、4番手に躍り出た琢磨にライコネン、シューマッハーが襲い掛かる。琢磨のエンジンからオイルが噴き始めている。
琢磨のマシンは苦しいながら後方を押さえ込んでいたが、4周目のタバコ屋コーナーでエンジンの左バンクから大白煙! 視界を失った後続のデイビッド・クルサードにジャンカルロ・フィジケラが追突し、宙を舞って横転。この大アクシデントでセーフティカーが出動。フィジケラは無事だったのが幸いだ。
7周を終えてセーフティーカーが引っ込み、戦闘再開。バリチェロをファン−パブロ・モントーヤが抜いて7位に。トゥルーリが首位、アロンソが2位。バトンはやや遅れ気味。10周を終えると、トップのトゥルーリはアロンソを0.8秒リード。3位バトンは1.7秒遅れ、ライコネン、ミハエル・シューマッハー、モントーヤが1秒差で続く。
トップを快走するトゥルーリは、11周目には1分15秒804の最速ラップ。翌周には15秒778までタイムを削る。ジャガーのマーク・ウエーバーがプールでスローダウンし、ストップしている。トゥルーリは自らの最速ラップを次々に更新しながら先を急ぐが、5位ミハエル・シューマッハーとの間隔は8秒しか開いていない。
18周を終えると、3位バトンがピットイン。9.5秒。翌周にはライコネンがピットイン。その間に、ミハエル・シューマッハー、アロンソが最速ラップを叩き出す。21周目から26周目にピットに入るまで、ミハエル・シューマッハーは最速ラップを削り続けていく。しかし、1回目のピットインではバトンを逆転するに留まった。
今回、走り始めから好調だったライコネンが28周目にピットイン。しかしエンジンを切っており、そのままリタイア。同じ周には、7位を快走するジョーダンのニック・ハイドフェルドにモントーヤがひっかるが、ローズヘアピンでなんとかパス。コース上はすでに12台しか走っていない。
40周目には気温22度、路面温度35度というコンディションになったモンテカルロ市街地。首位トゥルーリと2位アロンソの差は2.1秒、トゥルーリと3位シューマッハーは7.5秒。バトンがミハエル・シューマッハーに2.5秒差に迫る。5位バトンは3.5秒遅れ、6位クリスチアーノ・ダ・マッタは8.2秒。7位モントーヤ、8位フェリペ・マッサ……。順位が膠着し、パレードのようになってきてしまった。
しかしそんな気分も束の間、42周目のトンネルでラルフ・シューマッハーを抜こうとしたアロンソがトンネル出口手前のガードレールにクラッシュ! アロンソはコース上にストップしてしまい、ここでセーフティカーが今日2度目の出動。すかさずこの機を逃さず、トゥルーリ、モントーヤ、バトンらが次々にピットイン! しかし、ミハエル・シューマッハーがピットインせずにそのまま首位に浮上。3位バトン、4位バリチェロ、5位モントーヤからはラップダウン。6位ダ・マッタ、7位マッサ、8位ハイドフェルド、9位ラルフ、10位パニス、11位バウムガルトナー。コース上はこの11台が留まり、隊列を組み始める。フェラーリ勢がピットに入らないのはどういう戦術なのだろうか?
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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