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トヨタ、ヨーロッパラウンド初戦上位進出ならず

2004年4月26日

 F1世界選手権第4戦サンマリノGPの決勝レースが4月25日(日)イタリアのイモラ・サーキットで行われた。昨夜サーキットを襲った雷を伴う豪雨が嘘のように、爽やかな青空が広がり、熱狂的な地元フェラーリの応援団“ティフォシ”が、例年通り続々と詰め掛けて、ヨーロッパラウンド開幕戦が激戦の火蓋を切った。

 全18戦中2戦だけ、最終戦ブラジルGPが行われるインテルラゴス・サーキットと共に反時計回りに戦いが繰り広げられるイモラ・サーキットは、昨夜の豪雨で、路面のタイヤラバーは粘着力を失い、コースコンディションは激変。各チームは戦々恐々と午後2時のスタートを迎えた。気温20度、路面温度35度、湿度36%というコンディションで開始された62周の決勝レースで、パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、上位進出へとスタートしたものの、クリスチアーノ・ダ・マッタは、32周目に、コースオフから戦列を去り、その後は、オリビエ・パニスが孤軍奮闘。追い抜きの難しいサーキットでポイント獲得圏内への進出はならなかったが、11位で完走を果たした。

優勝は、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)であった。

オリビエ・パニス
「再びトヨタTF104の信頼性を証明し、私の今シーズンの完走記録を更新することが出来た。しかし、ハードに攻め、ピットストップ戦略もうまくいったが、我々は、さらに速さを増す必要がある。チームは、本当に熱心に働き、その成果は現れてはいるが、メルボルンの開幕戦以来の目標達成へ向けて、一刻も早く進化すべく改良に専念し続けなくてはならない」


クリスチアーノ・ダ・マッタ
「予選トップ10で納得のいくスタートを切ったが、レース結果へと繋げることは出来なかった。レース中に、追従車の追い越しを妨げたとしてペナルティを受け、ピットレーンを通過せねばならなくなってしまったが、その際、停止する必要がないのにもかかわらず、通常のピットストップと同じく、ピットレーン走行のためのスピードリミッターボタンと、ローンチコントロールボタンを押してしまった。その結果、トラクションコントロールの作動をカットオフしてしまい、最初のシケインに差し掛かった時にトラクションコントロールが作動せず、コースオフを喫してしまった。間違いを犯したことは悔やまれるが、心気一転、トヨタTF104に適していると思われる、次戦スペインGPで、この屈辱を晴らす」

高橋敬三 : 技術コーディネーション担当ディレクター
 「チームの力を結集して手を尽くしたが、スピードが足らず、残念な結果に終わってしまった。しかし、一戦一戦進化はしているので、次戦までに、さらにレベルアップをはかる」

冨田 務 : TMG会長兼チーム代表
「2台完走を果たせなくてとても悔しい。2人のドライバーは、納得のいくスタートを見せてくれて、最初の給油ピットインまでは、共に良く戦ってくれていた。しかし、何台かのライバルとは競えたものの、やはり、まだ上位チームと競うには、速さが足りなかった。ただ、明らかな進歩は果たしており、決して悪い週末とは言えないが、早急に、より速い車へと仕上げなくてはならない」




レース

7/5(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
7/6(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
7/7(日) 決勝 23:00〜


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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