2003年12月4日(木)(スペイン・カタルニア・サーキット発)
F1バルセロナ合同テスト終了 来シーズンに向けた開発作業に進展
“トヨタTF103”と進化型テストカー“トヨタTF103B”の2台で、データ収集プログラムを遂行
パナソニック・トヨタ・レーシングは、12月2日(火)から4日(木)の3日間にわたり、スペイン・バルセロナ近郊のカタルニア・サーキットで行われたF1合同テストを終えた。先週に引き続き、リザーブ・ドライバーのリカルド・ゾンタとテスト・ドライバーのライアン・ブリスコが、進化型テストカーの“トヨタTF103B”と 今年のレースカー“トヨタTF103”で、多岐に渡るデータ収集プログラムをこなし、充実した成果を得た。
リカルド・ゾンタ:
トヨタTF103B
周回数:104周
トヨタTF103
周回数:88周
ベストタイム:1分16秒898
「先週のポール・リカールでのテストに引き続き、合同テストの初日と2日目に、進化型テストカー“トヨタTF103B”で2回目のテストを行った。さらなる信頼性の確認作業に加えて、いくつかのコントロール・システムの開発に取り組んだ。すべての指を駆使してステアリング・ホイールにあるスイッチの取り扱いに慣れなくてはならなかったが、素早く適応することが出来た。テスト最終日は、今シーズンを戦った“トヨタTF103”に乗り換え、さまざまなコースコンディションのもと、数多くの周回数を走り、来シーズンに向けた開発作業で成果を得ることが出来た。チームの雰囲気も良く、とても有意義なテストであった。また、マイク・ガスコインのチームへの加入により、ドライバーとチームの士気が高まっている」
ライアン・ブリスコ:
トヨタTF103B
周回数:68周
トヨタTF103
周回数:159周
ベストラップ:1分17秒289
「先週に引き続き、チームと私にとって有意義なテストだった。同じサーキットで、今年のレースカー“トヨタTF103”と進化型テストカー“トヨタTF103B”をテストする機会を得て、嬉しく思っている。私にとって今シーズン初めての比較テストとなったが、先週のバルセロナ合同テストでの結果を確信することが出来た。チームと共に協力した、クルマの仕上がりにも満足している。これからクリスマス休暇を利用して、生まれ故郷のオーストラリアで家族と共に数週間過ごし、鋭気を養うつもりだ」
パナソニック・トヨタ・レーシングは、12月9日(火)から12日(金)の4日間、スペインのヘレス・サーキットで行われるF1合同テストに、オリビエ・パニスとクリスチアーノ・ダ・マッタ、リカルド・ゾンタと共に参加する予定。尚、テストの模様は、最終日となる12月12日(日本時間12月13日)にプレスリリースの発行を予定している。