元F1ドライバーのシャルル・ピック、フォーミュラEやF2に参戦する『ダムス』の買収に合意
2022年2月21日
元F1ドライバーのシャルル・ピックは、チームオーナーとしてのキャリアに乗り出そうとしている。FIA-F2とフォーミュラEに参戦しているチーム、『DAMS(ダムス)』の買収について合意に至ったのだ
2012年にマルシャ、2013年にケータハムからF1に参戦したピックは、F1のシートを失った後ロータスのテスドドライバーを務める一方でフォーミュラEに参戦し、2015年にレースから引退した。
ピックは、名門ダムスのオーナーのドリオ家と親しいつながりを保っていた。1988年にル・マンを拠点にチームを作った創設者のジャン・ポール・ドリオは2019年に亡くなり、一家は大きなショックを受けた。ジャン・ポールの息子であるオリビエとグレゴリーがその後経営を引き継いだが、親しい友人であるシャルル・ピックに一家のチームを売却することで合意した。
「ダムスのストーリーを続けていくためのこの素晴らしい機会をもたらしてくれたオリビエとグレゴリーに感謝している」とピックは語った。
「僕たちは長年にわたり家族ぐるみの交際をしてきた。ジャン・ポールは僕の祖父を知っていた。僕の名付け親のエリック・ベルナールとオリビエ・パニスのように、祖父もダムスのドライバーを支援していた。僕のキャリアもずいぶん助けてくれたよ」
「フランスのモータースポーツにおいて、ジャン・ポールの遺産を引き継ぐことは僕にとって大きな名誉だ」
1988年以降、ダムスは最も成功したジュニアシングルシーターチームのひとつとなった。ドライバータイトルを15回、チームタイトルを16回獲得し、数シリーズにわたって168回の優勝を果たしてきた。
ダムスのオーナーは変わるものの、FIA-F2選手権への参戦とフォーミュラEチームのe.ダムスの運営に変更はない。
「チームの売却は心苦しいが、これは確実にダムスの遺産を残して拡大していくための最良の方法だ」とダムスの共同チーム代表は述べた。
「我々の父が亡くなってから、常にチームを前進させることを目指してきた。しかしながら、ダムスはシャルルと、特に長年ともに仕事をしてきた情熱的で忠実な人々の下でなら、いっそう素晴らしいものになることを我々は承知している」
「ダムスに最善を尽くしたいと望んでおり、シャルルはモータースポーツの深い知識を持っている。彼の指揮があれば、チームの遺産は継承され、花開くだろう」
「父がこの次のステップを誇りに思ってくれるだろうと感じている。シャルルから申し出があったとき、これは素晴らしい機会だと思った。スタッフのためだけでなく、ドリオ一家の遺産にとってもだ」
「ダムスを、フランスモータースポーツ界のもうひとりの偉大な人物に手渡すことを大変光栄に思う」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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