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アメリカGP FP2:レッドブル・ホンダのペレスが最速。フェルスタッペンは渋滞でアタックできず8番手に
2021年10月23日
2021年F1第17戦アメリカGPのフリー走行2回目が行われ、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは8番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは12番手、角田裕毅は16番手となっている。
現地時間午後3時からのFP2も快晴に恵まれた。開始時点の気温は29度、路面温度は39度まで上がっている。セッション序盤はミディアムタイヤを履いたメルセデスとレッドブル・ホンダの4台が、互いに上位を取りあう展開に。ただしペースは1分35秒台と、2年前のFP2のタイムと比べても2秒前後遅い。同じミディアムで5番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)は、この時点でトップのペレスのコンマ9秒落ち。トップ4台との差は歴然だ。
その後バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムを出すが、すぐにペレスが首位を奪い返す。上位勢がミディアムで周回を重ねた開始後20分の時点で、トップは1分35秒716のペレス。0.048秒差でボッタス、チームメイトからコンマ1秒落ちでフェルスタッペン、さらにコンマ1秒遅れでルイス・ハミルトン(メルセデス)。ランド・ノリス(マクラーレン)もミディアムで5番手に付けるが、ボッタスからはコンマ5秒落ちだ。
ニキータ・マゼピン(ハース)が、「涙が止まらない」と言いながらピットに向かった。バイザーのすき間から何かが飛び込んできたのか、あるいは激しいバンプで、涙が出たのか。エステバン・オコン(アルピーヌ)もその後、「コクピットに何かが飛び込んで、足に当たった」と、報告している。
セッション中盤には各車ソフトタイヤに履き替え、ハミルトンが最初に1分34秒台を出す。しかしターン19のトラックリミットを越え、タイムを抹消された。直後にペレスが1分34秒946でトップに。ノリスがコンマ2秒差で2番手に付けた。FP1で1-2を形成したメルセデス勢は、ハミルトン3番手、ボッタス4番手に留まっている。
チームメイトからコンマ25秒落ちながら、ダニエル・リカルド(マクラーレン)が5番手に浮上。6番手にはランス・ストロール(アストンマーティン)が付けた。フェルスタッペンはトラフィックに引っかかり、アタックの機会を逃してしまって8番手。アルファタウリ・ホンダもガスリー12番手、角田16番手と、今ひとつ振るわない。
2強チーム4台は、終盤にミディアムでのロングランを重ねた。ともに1分40〜41秒台と、ほぼ互角のペースだった。一方で一発タイムで彼らと競ったマクラーレン、FP1で4、5番手と健闘したフェラーリ勢は、レースペースではやや劣る印象だ。
懸念された路面のバンプは、ほとんど改善されていないことも明らかになった。ブレーキングでタイヤをロックしたり、挙動を乱すクルマが続出しており、予選、レースでの大きな波乱要因となりそうだ。
(Kunio Shibata)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 169 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 113 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 71 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 54 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 42 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 276 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 184 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 96 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 24 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |