最新記事
- レッドブル&HRC密着:首位浮上でタイヤ選択...
- 【角田裕毅F1第10戦分析】リヤウイングが一因...
- 【ポイントランキング】2024年F1第10戦スペイ...
- 【F1第10戦決勝の要点】スペインGPでの2つの...
- 【正式結果】2024年F1第10戦スペインGP決勝
- フェルスタッペンがノリスとの一騎打ちを制し...
- 2024年F1第10戦スペインGP予選トップ10ドライ...
- 2024年F1第10戦スペインGP予選トップ10ドライ...
- リカルド予選18番手「感触は良くなったが、タ...
- ハミルトンが予選3番手、PPと0.3秒差「実際に...
- レッドブル&HRC密着:高ダウンフォース仕様...
- 【角田裕毅F1第10戦展望】「ここまで悪いと想...
パドック裏話 シンガポールGP編:ザウバーへの移籍が決まってもキミ節は変わらず
2018年9月24日
ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。今回はF1第15戦シンガポールGP編です。
--------------------------------
F1の世界で仕事をしていると、一般社会ではあまり経験しない奇妙なことがたくさんある。シンガポールGPでの「勤務時間帯」も、間違いなくそのひとつだ。
朝食は午後4時、ランチは午後9時前後で、遅めの夕食はもう翌朝に近い午前3時。そして、太陽が登る頃にベッドに入り、あたりが暗くなり始めた頃に仕事に出かける。
時間の感覚が混乱しない方がおかしいようなスケジュールだが、幸いなことに、木曜の午後にはキミ・ライコネンが私たちの目を覚まさせてくれた。
シンガポールへ向かう段階で、すでにライコネンは注目の的になっていた。フェラーリが2019年には彼と契約せず、弱冠20歳のシャルル・ルクレールを起用すると発表していたからだ。
しかし、それ以上に驚かされたのは、フェラーリを去るライコネンが2019年シーズンからの2年契約でザウバーに復帰することだった。過去5年間、優勝こそなかったものの、ポールポジションやポディウムを争ったチームから、コンストラクターズ選手権9位のチームへの移籍である。
予想されたとおり、記者会見に出席したキミは、F1でのキャリアをスタートさせた古巣への復帰を決めたのはなぜかという質問を受けた。答えはいかにも彼らしいシンプルなものだった。「行っちゃいけない理由はないだろ?」
キミらしさが炸裂するコメントは、これだけにはとどまらなかった。自分の将来に関心が集まって、何となくきまりが悪かったのかもしれない。同じ会見の後半では、グリッド上の最年長ドライバーとして少なくとも40歳まで現役を続けることになったが、まだレースへの情熱は衰えないのかとの質問に、彼はこう答えて笑いを取った。
「正直、全然ないね。あなたたちに心を操られて、うっかりサインしちゃったんだ。来年から2年間、ずっと後悔して過ごすことになりそうだよ」
こうしたキャラクターと皮肉のきいたコメントこそ、ライコネンが人気を集める理由なのだ。実際、ルクレールの起用が発表される前には、何万人という人々が彼を残留させてほしいというフェラーリ宛の嘆願書に署名を寄せている。
--------------------------------
F1の世界で仕事をしていると、一般社会ではあまり経験しない奇妙なことがたくさんある。シンガポールGPでの「勤務時間帯」も、間違いなくそのひとつだ。
朝食は午後4時、ランチは午後9時前後で、遅めの夕食はもう翌朝に近い午前3時。そして、太陽が登る頃にベッドに入り、あたりが暗くなり始めた頃に仕事に出かける。
時間の感覚が混乱しない方がおかしいようなスケジュールだが、幸いなことに、木曜の午後にはキミ・ライコネンが私たちの目を覚まさせてくれた。
シンガポールへ向かう段階で、すでにライコネンは注目の的になっていた。フェラーリが2019年には彼と契約せず、弱冠20歳のシャルル・ルクレールを起用すると発表していたからだ。
しかし、それ以上に驚かされたのは、フェラーリを去るライコネンが2019年シーズンからの2年契約でザウバーに復帰することだった。過去5年間、優勝こそなかったものの、ポールポジションやポディウムを争ったチームから、コンストラクターズ選手権9位のチームへの移籍である。
予想されたとおり、記者会見に出席したキミは、F1でのキャリアをスタートさせた古巣への復帰を決めたのはなぜかという質問を受けた。答えはいかにも彼らしいシンプルなものだった。「行っちゃいけない理由はないだろ?」
キミらしさが炸裂するコメントは、これだけにはとどまらなかった。自分の将来に関心が集まって、何となくきまりが悪かったのかもしれない。同じ会見の後半では、グリッド上の最年長ドライバーとして少なくとも40歳まで現役を続けることになったが、まだレースへの情熱は衰えないのかとの質問に、彼はこう答えて笑いを取った。
「正直、全然ないね。あなたたちに心を操られて、うっかりサインしちゃったんだ。来年から2年間、ずっと後悔して過ごすことになりそうだよ」
こうしたキャラクターと皮肉のきいたコメントこそ、ライコネンが人気を集める理由なのだ。実際、ルクレールの起用が発表される前には、何万人という人々が彼を残留させてほしいというフェラーリ宛の嘆願書に署名を寄せている。
…記事の続きは会員登録後閲覧できます。
※こちらの記事は一般&プレミアム会員専用のコンテンツとなります。
一般+プレミアム会員一括登録
※会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。
一般+プレミアム会員一括登録
※会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。
関連ニュース
6/21(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
6/22(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
6/23(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
※スペインGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
※スペインGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |