F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:3日で490周を走破、王者メルセデスがもつ圧倒的なアドバンテージ

2017年3月2日

 2月28日のバルテリ・ボッタスに続いて、3月1日もメルセデスAMGはレースシミュレーションを行った。この日、スペインGPのレース周回数である66周のロングランに臨んだのは、ルイス・ハミルトン。 


 午後3時すぎにスタートしたレースシミュレーションは、途中カルロス・サインツJr.(トロロッソ)とランス・ストロール(ウイリアムズ)が引き起こした2度の赤旗中断に阻まれたが、メルセデスAMGはレースシミュレーションを続行。完全な形とはいかなかったものの、ハミルトンは66周をノートラブルで走りきった。


 合同テスト3日目にして、すでに2度のレースシミュレーションを行ったメルセデスAMG。そのアドンテージの大きさは2日連続でレースシミュレーションを完了したというだけにとどまらない。


 この日、ハミルトンは前日のボッタスと同様、2回のピットストップで66周を走破したが、ボッタスがすべてソフトタイヤで走ったのに対して、ハミルトンは真ん中のスティントにミディアムを挟んで、ソフト、ミディアム、ソフトという選択でシミュレーションを行った。


 その理由をメルセデスAMGのエンジニアは、「別のトライを行いたかっただけ」と説明するにとどまったが、他チームのエンジニアは「スペインGPで投入が予定されているソフトとミディアムの2コンパウンドを組み合わせたストラテジーの比較を行い、グランプリに向けて完璧な準備をもう済ませてしまったよ」と脱帽している。


 それを可能にしているのは、パワーユニットを含めたメルセデスAMGというチームの高い信頼性。そのことをうかがわせるのは、テストスケジュールだ。通常は1人が1日を担当する。なぜなら、テストではトラブルが発生することが珍しくなく、半日だけのスケジュールだと、いざトラブルが起きたとき、満足に走り込みができないまま、自分の持ち時間が終了してしまう可能性が高いからだ。


 今回のテストでは最終日がウエットテストが予定されていたので、3日目と4日目を2人でシェアする1日をチームが少なくないが、初日から4日間とも2人で1台のマシンをシェアするというスケジュールでテストを行っているのはメルセデスAMGだけ。これはシェイクダウンからロングランができるという確固たる自信がなければ、計画できない。


 今シーズンのF1は、全20戦を4基のパワーユニットで賄わなければならない。この3日間でメルセデスAMGが走破した距離は410km。消化マイレージが10チームで断トツであるだけでなく、ここまで唯一のノートラブル。そのメルセデスAMGを追うはずのレッドブルは初日のセンサー&バッテリートラブルに続いて3日目はエキゾーストトラブル。フェラーリはセッション終了間際にコース上にストップ。レギュレーションが変更されてもなお、メルセデスAMGのアドバンテージは大きいことを思い知らされたバルセロナ3日目だった。

F1合同テスト3日目、午後のテスト終盤にセバスチャン・ベッテルのマシンがストップ
F1合同テスト3日目、午後のテスト終盤にセバスチャン・ベッテルのマシンがストップ



(Masahiro Owari)




レース

6/28(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
6/29(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/30(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号