F1閉幕、今シーズンの悔しさを噛みしめる者たち

　11月29日に閉幕、最近ではいちばん遅い最終戦だった。夜空を彩るゴール後の「冬花火」、ドライバーとチームはどんな気持ちで見上げたのだろうか。

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　それぞれに悔いが残ったと思う。6連続PP、3連勝で15年勝ち締めを飾れたニコ・ロズベルグ。最後にそうできたからこそ、2位でルイス・ハミルトンに敗れた悔いを内心深くかみしめねばなるまい。すこしはいい気分になってもいいけれど大勝負での負けは負けだ。
「来年につなげたい」、「すぐこのまま来年が開幕すればいい（笑）」、などと笑顔ではしゃぐところがいい人ニコらしさ。一方その脇でこのレースに完敗したハミルトンは勝負師らしくじっと悔しさをかみしめていた。対照的なふたりだった。

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　開幕戦で表彰台3位に立ったのはセバスチャン・ベッテル、最後に3位締めのキミ・ライコネン――。だがまったく喜びのかけらも見せなかった。セレモニー前にソファで足組みし、メルセデス勢を見るでもなくじっとひとり待つ。先月36歳になった最年長ベテランは今年やって来たばかりのチームメイトに先を越されランク4位。その悔しさだ。年齢など関係ない、彼はやりとおすだろう。

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