2013年F1マレーシアGPの日曜決勝で、ケータハムのシャルル・ピックは14位、ギド・バン・デル・ガルデは15位だった。
■ケータハムF1チーム
シャルル・ピック 決勝=14位
スタートの滑り出しはすごくよくて、路面が濡れていてインターを履いていた最初の数周はギドと並んで走った。
ドライになりミディアムタイヤに換えるためにピットインした。でもボックスに向かっていくと、ベルニュが僕のすぐ前にリリースされ、彼を避けられなかった。僕はボックスの方に向きを変えているところで、彼らのミスを避けるのは無理だった。
チームはノーズとタイヤをすばやく換えてくれて、25秒ほどのロスでコースに復帰した。彼らの仕事は素晴らしかったよ。こういう時のためにピットクルーは練習していて、それが今日の最初のピットストップで報われたんだ。
こういう事故が起こって残念だ。あれがなければもっと上でフィニッシュできていたはずだからね。あの事故でポジションをひとつ失ったと思う。悔しいけれど、ピットウォールの皆もガレージの皆も、チーム全員がうまく対処してくれたし、プッシュし続けることができたのはよかった。その後3回ピットストップをして、ハードコンパウンドでふたつのスティントを走った後、ミディアムで最後の13周を走った。
レースの間ずっとクルマのフィーリングはとてもよかった。チェッカーを受けるまでプッシュし続けることができたから、ピットレーンの事故がなければ、違った結果が出ていたと思う。
ギド・バン・デル・ガルデ 決勝=15位
すごくいいスタートを切った。ファーストスティントでインターを履いていた時、とても好調で、マシンの感触は素晴らしかった。ウエットからドライへとコンディションが変わっていった時、無線で左フロントタイヤがパンクしていると言われた。でもちょうどドライタイヤに換えるタイミングだったから、あまりロスはしなかったよ。ミディアムタイヤでコースに復帰すると、バランスがすごくよくて、17番手を走れた。
そこからのレースは問題なかった。予想されていた雨が降らなかったから、インターでの強さをもう一度見せることはできなくて残念だった。僕はインターですごく速かったんだ。でもその後履いたミディアムとハードでは昨日よりもマシンのフィーリングが断然よかった。FP3や予選で経験したようなオーバーステアの問題は起こらなかった。でもコーナー入口でのオーバーステアを改善する必要はある。中国でどうなるか見てみるよ。
予選に向けたセットアップの選択肢を改善するつもりだし、予選でクルマの力を最大限に引き出せるよう、プラクティスでのすべての走行をできる限りうまく活用したいと思っている。そうすれば予選でもっといいパフォーマンスを発揮できるはずだ。
今日のピットストップは素晴らしかったとチームの皆に言いたい。毎回チルトンとタイトな争いになったけれど、ピットウォールもピットクルーもとてもいい仕事をしてくれたおかげで、彼の前の位置を保てた。
フィニッシュした時に無線で彼らに感謝したら、レース後、トニー・フェルナンデスがチームの皆に対して、今日のピットストップ作業を誇りに思うって言ったんだ。彼の言うとおりだよ。皆とても頑張ってくれている。チーム全体がすごく努力しているのが嬉しい。