2012年F1ハンガリーGPの日曜決勝で、マクラーレンのルイス・ハミルトンは優勝、ジェンソン・バトンは6位を獲得した。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
言葉にならないよ。ものすごく嬉しい! チームは最高の仕事をしてくれた。見事だったよ。
すごく楽しいレースだった。楽ではなかったけどね。これまで走った中で一番タフなレースのひとつだと思う。でもそういうレースほど満喫できるんだ。69周を通してずっと大きなプレッシャーを受けていた。最初はロメイン・グロージャン、その次はキミ・ライコネンが僕の後ろにぴったりつけていたんだ。
その中で、ペースを落とさずにタイヤにも気を配らなければならず、それが時にすごく大変だった。そういうレースでは状況は安定しない。マシンのフィーリングは常に変化する。毎周タイヤから違うメッセージを受け取るんだ。それでもタイヤは最後まで持ってくれたよ。なんとか持たせることができた。
後ろとのギャップをコントロールすることが重要だった。毎ラップ、まるまる1周にわたってだ。特に、毎周、最終コーナーで十分な差をつけられるようしなければならなかった。ピットストレートのDRSゾーンで抜かれないようにね。でもそれを毎回やることができたよ。
チームは信じられないほど素晴らしい仕事をしてくれた。それからブダペストでは、イギリスから来てくれたファンだけでなく、地元ハンガリーのファンもすごく応援してくれて、びっくりするほどだった。
イギリスでオリンピックが始まった週末のグランプリで勝てたね。オリンピック期間中にイギリス人がたくさんの成功を収めることにつながるような貢献ができたと感じている。僕らはイギリスのために2012年初の金メダルを獲ったと言われた。本当はそうじゃないけど、オリンピック期間中のイギリス初の勝利だから、すごくクールだよね。
シーズン全体のことを考えると、夏休みの後、僕らにはやるべき仕事が多いのは明らかだ。でも今はチーム、家族、友人、ファンの皆でお祝いしようよ。ボーダフォンのロケットレッドTシャツを着て、この瞬間を楽しもう。こんな風に祝えるのは僕らだけなんだから。
ジェンソン・バトン 決勝=6位
最初にルイス(・ハミルトン)とボーダフォン・マクラーレン・メルセデス・チームの全員に「よくやった!」と言いたい。みんな、最高の仕事をしたね!
でも僕にとってはルイスと比べると少し悔しい一日だった。そうはいっても、オープニングラップでセブ(ベッテル)の前に出られたのはすごく嬉しかったけどね。ターン2でアウト側から彼を抜いたんだ。その時点では安定した3位を確保していた。上位勢のペースにもついていけたしね。1回目のピットストップを終えた時点でも、上位勢は見えていて、すごく近いところにいた。
その後、3回ストップの戦略を採ることにした。でも2回目と3回目のピットストップの後、トラフィックに遭ってしまい、残念なことにそれで状況がすごく難しくなった。僕の前のマシンは僕が本来走れるペースよりずっと遅いペースで周回していたんだ。
でも今週末もポジティブな要素はある。僕らのマシンが速いことは明らかだった。そのことは僕がホッケンハイムで示し、ルイスがここで改めて証明した。シーズン後半、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの全員が、この調子でパフォーマンスを向上させていくために全力で取り組んでいく。
さあ、これから夏休みだ。僕は旅行に出かけてリラックスする予定だ。すごく楽しみだよ。