F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:ブランドイメージを保つトラベルウェア&ギア。ホンダを支える新たなパートナーが登場

2021年6月2日

 世界最高峰のモータースポーツであるF1には、世界中の多くの企業がスポンサーやサプライヤーとして関わっている。それはF1マシンに採用されているパーツや走らせるために使用するさまざまな機材だけではない。1台のマシンを走らせるために多くのスタッフが働くF1では、そのスタッフたちが着用するユニフォームや使用するギアなどにも、世界中の企業がサプライヤーとして携わっている。サーキットでレース活動を行う週末に着用するユニホームだけでなく、サーキットとファクトリーの往復の際の移動用に使用するトラベルウェア&ギアも同様だ。


 日本ではF1は年に1回しか開催されないが、年間10戦以上もF1が開催されるヨーロッパではシーズン中に、2週間に1回の割合でチームスタッフがロンドンやパリ、ミラノやチューリッヒなど、主要都市の空港へ足を運ぶ。


 世界的な自動車会社や企業が参戦しているF1では、ファクトリーとサーキットを往復する際に着用するトラベルウェアもまたブランドイメージを保つための重要な要素。

F1 Topic
空港ラウンジでトラベルウェアに身を包んだBMWザウバーのスタッフ(2006年)


 たとえば、跳ね馬のロゴの入ったカバンを持ったフェラーリのスタッフがヨレヨレの服を着ていたら、高級車を売るスポーツカーメーカーとして、望ましくない光景であることは想像に難しくない。そこで、現在のF1に参戦しているチームや企業の多くが、グランプリへの移動用のユニホームやカバンに関して、一流ブランドと契約し、スタッフに支給している。


 フェラーリのスタッフが羽織る跳ね馬のエンブレム付きジャケットがArmani(アルマーニ)というのは有名な話。またチームウェアに関してはドイツのHUGO BOSS(ヒューゴ・ボス)と契約していたメルセデスが、数年前にアメリカのTommy Hilfiger(トミー・ヒルフィガー)に変わったときは大きな話題となった。

F1 Topic
フェラーリのエンジン責任者を務めていたパオロ・マルティネッリ(2006年)


 移動の際に持ち運ぶバッグもそのひとつで、マクラーレンはTUMI(トゥミ)、アストンマーティンがOGIO(オジオ)、ピレリがMontblanc(モンブラン)とパートナー契約をしており、実際にスタッフたちが愛用している。


 こうしたトラベルウェア&ギアはチームだけでなく、レッドブルとアルファタウリにパワーユニットを供給しているホンダも同様に存在する。ホンダがサーキットで着用しているユニフォームと移動時のトラベルウェアはAsics(アシックス)だ。そして、そのホンダに新たなサプライヤーが現れた。

F1 Topic
ホンダF1は今年からBriefingのキャリーバッグやバックパックを使用


 バッグに関して、ホンダは昨年までは特定のサプライヤーを持たなかったが、今年からファクトリーとサーキットの移動時に使用するキャリーバッグと、ホテルとサーキット間の移動用のバックパックをBriefing(ブリーフィング)からサプライしてもらい、スタッフたちが愛用している。

F1 Topic
Briefingのキャリーバッグを使用するホンダF1の山本雅史マネージングディレクター(左)と田辺豊治テクニカルディレクター(右)

F1 Topic
Briefingのキャリーバッグとバックパックを使用するホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクター(左)と山本雅史マネージングディレクター(右)


「F1というグローバルな舞台で戦うホンダにとって、Asicsと同様に日本企業でありながら、世界に誇れる品質を持つブランドであるBriefingの極めて高い耐久性と機能美を併せ持つコレクションおよびフィロソフィーは、年間20戦以上を転戦しながら世界のトップを目指してタフな戦いを続けるF1のフィロソフィーや用途にマッチすると考え、このたびBriefingとサプライヤーとして提携しました」(ホンダ広報)


 Briefingは日本のラゲッジブランドだが、アメリカ軍にも製品を供給し、アメリカ国防省が定めるミルスペックに準拠した品質の高さで、ビジネス用だけでなく、アウトドア用としても近年人気が爆発している。屈強性だけでなく、タウンユースを考慮した収納性の高さも評判となっており、最近は通勤電車内でもよく見かけるようになっていたため、注目していたら、なんと今年からホンダF1のトラベルギアとしてF1界に進出していたとは!!

F1 Topic
Briefingのキャリーバッグ。近年はアウトドア用としても人気が高い


 今シーズン、サーキットの行き帰りで出会うホンダのスタッフが昨年までとちょっと違った雰囲気で見えたのは、Briefingを携えていたからだった。

F1 Topic
ホンダF1 山本雅史マネージングディレクター



(Masahiro Owari)




レース

6/28(金) フリー走行 19:30〜20:30
スプリント予選 23:30〜24:14
6/29(土) スプリント 19:00〜20:00
予選 23:00〜
6/30(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン219
2位ランド・ノリス150
3位シャルル・ルクレール148
4位カルロス・サインツ116
5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
8位マネーグラム・ハースF1チーム7
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号