最新記事
- 2年ぶり、2勝目のラッセル「信じられない! ...
- 優勝を失う手痛い接触「奇妙な動きに見えた。...
- 角田裕毅、戦略はまらずペースも不足「第3ス...
- 【F1第11戦決勝の要点】無意味なバトルを繰り...
- 【ポイントランキング】2024年F1第11戦オース...
- 【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGP決勝
- ラッセルが2年ぶりの美酒。首位を争うフェル...
- 内紛とライバルの追い上げに揺れるレッドブル...
- スプリント決勝、予選と苦戦が続くルクレール...
- 2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ド...
- 2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ド...
- メルセデスが3戦連続で予選トップ3。決勝へ向...
F1 Topic:メルセデスの秘策はここにも!? 最後にコースインしても遅刻しなかった理由
2017年4月12日
多くのドライバーが、出席が義務付けられている国歌演奏セレモニーに遅刻、あるいは遅刻しそうになった今年の中国GP。実は優勝したメルセデスAMGも、一歩間違えば遅刻していても不思議ではない状況だった。
というのも、メルセデスAMGの2台がピットレーンを出たのはダニエル・リカルドとセルジオ・ペレスよりも遅く、10チーム中最後だったからだ。
路面コンディションが刻々と変わっていく状況で、メルセデスAMGの2台もペナルティを受けたリカルドとペレスと同様、インターミディエイトを履いた後にドライタイヤ(スーパーソフト)を履いてピットアウトし、最後にグリッドに着いた。つまり、リカルドとペレスよりも、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスは遅くグリッドに着いていたのである。
では、なぜリカルドとペレスは遅刻し、メルセデスAMGの2台は遅刻しなかったのか。それは偶然撮っていた写真を確認してわかった。
現在のF1ではレコノサンスラップを終えたドライバーは、グリッドの後方でエンジンのスイッチを切り、自走ではなく、メカニックに押してもらって自分のグリッドに着くことがレギュレーションで定められている。これは混雑するグリッド上で事故が起きないようにするための安全策だ。
リカルドとペレスも、ほかの大勢のドライバーと同様、グリッドの後方でエンジンのスイッチを切り、コクピットに座ってメカニックに押してもらっているマシンのステアリングを左右に細かく切って、人ごみをかき分けながら自分のグリッドに着いた。
その後、一番最後にメルセデスAMGの2台がグリッド後方に到着。その写真を見て驚いた。コクピットにドライバーが座っていないのである。
これはドライバーを国歌演奏セレモニーに間に合わせるためにとったアイデアで、チームはコクピットにドライバーがいなくても進路を変えられるよう、マシンを台車に乗せてメカニックたちだけグリッドまで押していたのである。
さらにドライバーが脱いだヘルメットはフィジオが持って、マシンの後ろを早歩きで追っかけていた。その時刻が13時44分だから、すでに体一つで国歌演奏セレモニーへ向かったメルセデスAMGの2人のドライバーは、集合時間の13時46分までにスタートライン上に整列していたこととなる。
そのころ、ペレスはようやく到着したグリッド上でコクピットから降りるのにさらに時間を要していた。その時刻が13時45分だったのだから、遅刻するのは当然だった。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |