XPB Images

　ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。オーストラリアGP編です。

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　オフシーズンの喧伝と推測の後に我々がついに目にしたのは、20台のマシンが切り開くF1新時代に対するわずかな希望だった。前世代のF1とあまり代わり映えしないではないか。アルバートパーク・サーキットはF1を代表するレイアウトのサーキットとは言い難いため、今年はフェラーリの一強と考えているファンはその考えを改めたほうがいいだろう。

　だが、ひとつだけ予測できることがある。それは、マシンとウイングの大型化に伴ってオーバーテイクが難しくなったことで、速くなったマシンがそれほど速く見えないだろうということだ。しかし、我々はハイスピードサーキットでレースが行われるまで様子を見てみる必要がある。実際にフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、高速コーナーが連続するシルバーストンサーキットで行われるイギリスGPが待ちきれないと語っているのだから。


　話は変わるが、メルボルンではダニエル・リカルドから逃れることができなかった。テレビCMを始め、ありとあらゆる広告物に彼が登場していた。さらに空港に到着した際に、どこでF1のチケットを買えばよいかの案内板も彼だった。さらに言えばレースが行われた週末、路面電車の時刻表にも彼はいたのだ……。

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