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F1第5戦水曜会見(1):モナコで3勝のハミルトン、ラウダに捧げた2019年の勝利は最高の思い出
2021年5月20日
1929年から開催され、現役では世界最古の自動車レースのひとつであるモナコGP。このレースをF1ドライバーとして戦うことの特別さが、水曜会見に出席したドライバーたちのコメントの端々から窺えた。
最初に登場したのはモナコを3度制したルイス・ハミルトン(メルセデス)と、2006、7年と連覇したフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)の世界チャンピオンコンビだ。
モナコ公国の中学生からの質問は、「新型コロナウイルスによって、レース界はどう変わってしまいましたか? そしてあなたには、どのような影響が?」というものだった。「わお、すごく大人びた、すばらしい質問だね」と微笑むハミルトン。そしてこんな風に語り出した。
「コロナによって世界はすっかり変わってしまった。レース界も多くのレースが中止になり、F1でも去年はモナコやブラジル、鈴鹿など、楽しみにしていたグランプリが開催されなかった。まだ大観衆のなかでレースができないとか、個人的には友人たちに自由に会えないとか、不自由な部分はいっぱいある。すごく大きな挑戦状を、僕らは突きつけられてると思う」
「でも僕らはいつも前を向いてるし、世界中のファンに支えられてることを実感した1年だった。そしてモナコは2年ぶりの開催にこぎ着けた。本当に素晴らしいことだよ」
一方のアロンソは、コロナ後のノーマルな日常が待ち遠しいと語る。
「レースへの影響で言えば、移動がものすごく制限されたことかな。一度サーキットに来てしまえば、ほとんどコロナのことは意識しない。でも現場スタッフは隔離されたり、レースの合間も自国に帰れずに、家族に会えないことがしょっちゅうだ。それはすごく辛いことだよね」
「でも世界的なイベントが次々に中止されるなか、F1が継続して開催されてるのは本当にすごいことだ。今週のモナコは、市街地レースで観客を入れるという勇気ある決断をした。こうやって少しずつ、ノーマルな日常に戻っていくといいね」
「モナコの最高の思い出は?」という質問には、アロンソは「やっぱり2度の優勝だ」と答えた。
「僕の場合、モナコの2勝はそれぞれ全然違う展開だったけどね。2006年の初勝利は、最初はマイケル(ミハエル・シューマッハー)がポールだった。でもペナルティで最下位に落ちて、僕が繰り上がった。それが決まったのが、レース前夜の10時過ぎだったんだ。不思議な感覚だったよ。対照的に2勝目の2007年は、予選からレースまでずっとスムーズだった。どちらの勝利も、モナコでの予選の重要さを実感したレースだったね」
そしてハミルトンは、2019年の勝利を挙げた。
「レース自体すごくタフな展開だったし、何よりニキ(・ラウダ)が亡くなった直後の勝利だったから」
メルセデスF1のアドバイザー役だったラウダは、モナコGP開催の1週間前に急死した。ラウダを深く尊敬していたハミルトンは水曜会見を欠席、ポールを獲得した際には金網によじ登って喜ぶほど、感情を爆発させた。そしてレースではチームのタイヤ選択ミスに苦しみながらも、なんとか逃げ切ったのだった。
改めて説明するまでもないが、2007年にF1デビューしたハミルトンの最初のチームメイトがアロンソだった。シーズン前半のアロンソはモナコ以外のレースでも勝ち星を重ね、タイトル争いで首位を独走した。しかしその後ハミルトンが台頭し、同時に当時のロン・デニス代表との関係も修復不可能なまでに悪化、最終的にフェラーリのキミ・ライコネンにタイトルを奪われてしまう。
アロンソはルーキーのハミルトンにも敗れ、選手権3位でマクラーレンを去った。その後のハミルトンが7度のタイトルを獲得したのに対し、アロンソは2006年を最後にF1タイトルとは無縁だ。しかし記録では遠く及ばないとはいえ、彼も偉大なチャンピオンであることは言うまでもない。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
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7/5(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
7/6(土) | フリー走行3回目 | 19:30〜20:30 |
予選 | 23:00〜 | |
7/7(日) | 決勝 | 23:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |