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山本MDインタビュー前編:ホンダもF1オーストラリアGP中止の決定を尊重「私たちも開幕は気持ちよく迎えたかった」
2020年3月15日
世界中で流行している新型コロナウイルス(COVID-19)の状況を踏まえ、3月13日(金)朝に開催中止が決まった2020年のF1第1戦オーストラリアGP。レースを戦うべくアルバート・パーク・サーキットを訪れていたホンダF1の山本雅史マネージングディレクターに、大会中止が決まるまでの経緯や、ホンダとして開催中止をどう受け止めているのかを聞いた。
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――2020年のF1開幕戦オーストラリアGPが中止になりました。しかし、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が木曜日(12日)に語っていたように、そもそもレースウイーク前にオーストラリアGPを延期、あるいは中止してもよかったのではないかという声もあります。
山本雅史マネージングディレクター(以下、山本MD):「どうですかね。F1はモータースポーツの頂点なので、チェイス・ケリーさん(F1 CEO)含めFIAが、そのへんはしっかり議論してきたはずです」
「ただ、F1は世界規模のイベントで、さまざまな国をまたいで行われているので、その調整が大変で、時間を要しているんだろうなと想像していました。私たちも(日本から)来るとき、50対50の確率でキャンセルになるんじゃないかなという思いはありました」
「だって、F1以外のほとんどのイベントがキャンセルされているじゃないですか。もし、オーストラリアGPが開催されたとしても、終わった直後にオーストラリアも外国からの入国制限を打ち出していたでしょうね」
「世界規模のイベントというのは、いろいろな事情が絡むので、そんな簡単に(延期や中止は)決まらない。もちろんスポーティングレギュレーションだとか、いろいろなことを見直す必要も出てくる。そういう意味で判断は難しかったと思いますよ」
「だけど結果的にキャンセルになったことは、ホンダとしても正しいと思う。もちろんFIA、F1の意見をホンダはリスペクトしています。F1はお客さんあってのイベントであり、レースですから」
――大会が中止になりそうだと最初に聞いたのはいつですか。
山本MD:「昨夜(12日夜)、感染が疑われていたマクラーレンのスタッフの1人が新型コロナウイルス感染検査を受け、陽性と判明したことで、即座にマクラーレンがオーストラリアGPから欠場すると発表しました。あそこから、いろいろと物事が動き出したと思います」
「マクラーレンの発表を受けて、私も広報の鈴木(悠介)と、『今後、なんらかの動きが出る可能性が高いから、それに対応できるように準備しておこう』と話しあっていました。彼は早朝から待機してくれていました」
「私も個人的にはやはり世界的にいろいろなところで(イベントなどが)自粛されているので、ホンダとしてもここはファンのみなさんや参加する人々の健康・安全を第一に考え、自粛すべきではないかと考えていました。あとはそれがどのタイミングで行われるのかを待っていました」
――開幕戦中止の一報を受けたときの山本さんの率直な心境はいかがでしたか。
山本MD:「もちろん開幕戦は多くのお客さんも楽しみにしていたと思いますが、私たちホンダとしてはF1復帰後6年目、私が関わってからは5年目で、今年が一番テストも順調だったし、そういった意味では私たちも開幕は気持ちよく迎えたかったので、ガッカリといえばガッカリです」
「でも、新型コロナウイルスは日本を出る前から大きな懸念材料となっていたので、みんなの健康・安全が第一。いずれにしても自分たちだけが参加できなかった訳ではないので、あらためてシーズンが始まった時点でアルファタウリ、レッドブルとミーティングして、みなさんに喜んでいただけるような結果を求めていきたいです」
(Masahiro Owari)
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5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
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