16日(水)、バルセロナ近郊のカタルニアサーキットで行われたF1合同テスト2日目、ルノーのジャンカルロ・フィジケラがトップタイムをマークした。
ルノーの2人は、午後にフェルナンド・アロンソは電気系トラブル、ジャンカルロ・フィジケラはメカニカルトラブルに見舞われ、テスト開始が遅れている。しかし、フィジケラはR25を駆り87周を走行、ベストタイムは1分14秒408で、前日に僚友のフェルナンド・アロンソがマークしたニュー・ラップレコードをおよそコンマ5秒上回った。この日のアロンソは、トップタイムから約コンマ1秒遅れの3番手だった。
ルノーの2台に割って入ったのは、トヨタTF104Bをドライブするリカルド・ゾンタ。4番手はマクラーレンMP4−20を駆るファン‐パブロ・モントーヤで、タイムは1分15秒台前半。モントーヤはマシンの耐久性のテストと調整に終始していた。
レッドブル・レーシングは再び好調ぶりを見せ、デイビッド・クルサード、クリスチャン・クリエンが、それぞれ5番手、6番手に入っている。70周を走行したウイリアムズBMWのマーク・ウエーバーが7番手。アントニオ・ピッツォニアに代わってステアリングを握ったニック・ハイドフェルドは10番手だった。ハイドフェルドは、おもにセットアップとミシュランのタイヤテストを行っていた。
フェラーリの2人はF2004Mで走行し、ルーベンス・バリチェロが8番手、ミハエル・シューマッハーが12番手だった。バリチェロはセットアップとブリヂストンのタイヤ開発を担当、一方のシューマッハーはレースシュミレーションを行っていた。9番手はトヨタのヤルノ・トゥルーリ。
15日午後にマクラーレンのキミ・ライコネンがクラッシュしたが、メカニックが徹夜でMP4−20を修理し、ペドロ・デ・ラ・ロサがライコネンが担当していたテストプログラムを引き継いだ。デ・ラ・ロサは63周を走行、11番手だった。
ジョーダンの2台は12番手のシューマッハーに遅れること3秒、1分19秒台で13番手、14番手だった。
BARホンダは15日同様、バレンシアでテストを行い、ジェンソン・バトンが05年コンセプトカーを、佐藤琢磨が007をドライブしている。2人はセットアップ、タイヤテスト、空力評価、スタート練習などを行いながら、150周以上を走破した。
Barcelona(2/16)
Leading times
1.
Gianarlo Fisichella
Renault-Renault
1'14.408
87Laps
2.
Ricardo Zonta
Toyota-Toyota
1'14.502
91Laps
*
3.
Fernando Alonso
Renault-Renault
1'14.552
75Laps
4.
Juan Montoya
McLaren-Mercedes
1'15.199
119Laps
5.
David Coulthard
Red Bull-Cosworth
1'15.372
116Laps
6.
Christian Klien
Red Bull-Cosworth
1'15.673
80Laps
7.
Mark Webber
Williams-BMW
1'15.841
70Laps
8.
Rubens Barrichello
Ferrari-Ferrari
1'15.912
116Laps
#*
9.
Jarno Trulli
Toyota-Toyota
1'16.043
122Laps
10.
Nick Heidfeld
Williams-BMW
1'16.077
94Laps
11.
Pedro de la Rosa
McLaren-Mercedes
1'16.133
63Laps
12.
Michael Schumacher
Ferrari-Ferrari
1'16.188
76Laps
#*
13.
Narain Karthikeyan
Jordan-Toyota
1'19.179
76Laps
#
14.
Tiago Monteiro
Jordan-Toyota
1'19.718
32Laps
#
#:Bridgestone
all others:Michelin
*:2004car
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