モズレー「今年もF1マシンのスピードは落ちない」
2005年2月17日
FIA会長のマックス・モズレーが、F1カーのスピードを落とすためにさまざまなルール変更を行ったにもかかわらず、最終的に車の速さは昨年とあまり変わらないレベルに達するだろうと述べた。
だが、モズレーがロイター通信社に語ったところによると、それでも一連のルール変更が失敗だったことを意味するわけではないという。
「車は今年も去年とほぼ同じくらいの速さになると思う」とモズレー。
「しかし重要なのは、もしルール変更をしなかったらどうなっていたかということだ。私たちは現在の状態を心配しているのではない。今後(車のスピードが)どこまで達するかが問題であり、私たちが望むのはそれを一定の範囲内に抑えることなんだ」
これまでのところ、ウインターテストでのラップタイムはすでに昨年の記録を上回っている。火曜日には再舗装されたカタルニア・サーキットでルノーのフェルナンド・アロンソが新しいラップレコードをマークし、1分15秒の壁を破ったばかりだ。
BARのテストドライバー、アンソニー・デイビッドソンは、どのチームもルール変更で失ったパフォーマンスをいずれ取り戻すだろうと述べている。
「今年のエンジンについて言えば、ホンダはここまで本当にいい仕事をしてきたと思う。パワーに関しては、去年より今年の方がある程度は落ちると思っていたが、実際にはほとんど違いは感じられない」
「FIAがルール変更によって期待できるのは、せいぜい進歩を横ばいに抑えることだけだけだと思うね。最初はスピードを下げられるかもしれないが、結局のところ、いつでもチームの方は以前のレベルまで戻って来てしまうんだ」
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