F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:2017年からの新施策、ピレリが導入したバックアップタイヤとは?

2017年4月13日

 中国GPから2週連続で開催されるバーレーンGP。中国GPの舞台である上海インターナショナル・サーキットがフロント・リミテッド(フロントタイヤに厳しい)のサーキットであるのに対して、バーレーン・インターナショナル・サーキットはリヤ・リミテッド・サーキット。まったくキャラクターが異なるコースである。


 しかし、投入されるコンパウンドは中国GPとまったく同じで、軟らかいほうからスーパーソフト、ソフト、ミディアムの3種類。しかも、割り当てられるセット数もスーパーソフト7セット、ソフト4セット、ミディアム2セットと中国GPとまったく同様である。 


 さらにこのセット数は全チームまったく一緒。軟らかいコンパウンドから7セット、4セット、2セットとなっている。チーム関係者によれば、「これは16年から17年にかけてテストをしていないチームは、新しいタイヤのデータをまったく持ち合わせていないため、不公平になるのを防ぐための処置」だという。この協定は第5戦スペインGPまで続き、それ以降は昨年までと同様、セット数に関しては各チームが自由に決定できるようになる。


 タイヤに関して、今シーズン新たな試みとして導入されたのが、バックアップコンパウンドだ。今シーズン、ピレリは5種類のコンパウンドすべてを新しくしたが、テストはいずれもトップ3チームによる暫定マシンだった。


 新しいコンパウンドは「2017年マシンのダウンフォースが増加し、コーナーリングスピードが高くなることを想定して、オーバーヒートしにくく、デグラデーションが少ない設計となっている」とマリオ・イゾラ(ピレリのレーシングマネージャー)は語っている。


 しかし、完全な新車のパフォーマンスレベルが明確になっていない中でコンパウンドを決定しなければならなかったため、2017年のコンパウンドはやや保守的な設計とならざるをえなかった。


 そこで、ピレリはチーム側に承認をとったうえで、それぞれのコンパウンドにバックアップコンパウンドを用意。「チームから特別な要求が生じた際に投入する可能性がある」(イゾラ)という。つまり、バックアップコンパウンドはより2016年のコンパウンドに近い設計となっている。


 ただし、バックアップコンパウンドが投入されるのは、2017年マシンのパフォーマンスレベルが明確になるシーズン序盤が終了した後となる。

コンパウンドのイニシャルがアルファベットでペイント
コンパウンドのイニシャルがアルファベットでペイント

 ちなみにバックアップコンパウンドも、通常のコンパウンドと同様のカラーリングがタイヤ側面に施されているが、ラインの内側に写真のようにコンパウンドのイニシャルがアルファベットでペイントして、通常タイヤと識別しているという。



(Masahiro Owari)




レース

7/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
第16戦イタリアGP 9/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号