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フェラーリ、サインボードを使った「暗号通信疑惑」が晴れる
2016年4月8日
オーストラリアGPのレース中、フェラーリがサインボードでドライバーに暗号を送ったのではないかという疑惑に関して、FIAが不正行為はなかったと明言した。
今季、FIAは「ドライバーは単独で手助けを受けずにドライブしなければならない」と定めたスポーティングレギュレーション第27.1項の適用を厳格化した。これにより、ピットとドライバーの間の無線通信の内容だけでなく、サインボードに表示するメッセージの内容も厳しく制限されている。
メルボルンのアルバートパークで行われた今季開幕戦で、フェラーリはセバスチャン・ベッテルに対し、サインボードで「-3.2 LFS6 P1」という外部の者には意味のわからないメッセージを送った。そして、これを見たあるライバルチームがFIAのレースディレクター、チャーリー・ホワイティングに報告し、調査が行われていた。
ホワイティングは、メルボルンでのレース前に開かれたプレスブリーフィングで、聴覚的か視覚的かを問わず、暗号と見なしうるメッセージはすべて調査の対象になると述べていた。
通常の場合であれば、フェラーリが送ったメッセージはFIAが禁止した「暗号」にあたると考えられる。しかし、フェラーリの説明はFIAを納得させるに十分なものだったという。
このレースは17周目に起きたフェルナンド・アロンソの激しいクラッシュのため赤旗が提示され、20分間にわたって中断したが、このとき複数の車両で、FIAが管理する燃料流量の再計算に異常が発生していた。これについてはホワイティングも、赤旗と再スタートのプロセスで「いくつかの技術的トラブル」が生じ、解決を迫られたことをレース終了後に認めている。
フェラーリでは、ベッテルのクルマにSECU(標準電子制御ユニット)のソフトウェアがレースの中断をどう扱うかに関連した問題が起き、これに対処するために前述のサインボードでのメッセージが必要だったようだ。したがって、FIAはこのメッセージは許容できると判断し、処分などは行わないとしている。
(Translation:Kenji Mizugaki)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |