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ライコネン、新ウエットタイヤに微妙なコメント

2016年1月26日

 ピレリが2016年F1シーズンに投入する新しいウエットタイヤについて、キミ・ライコネンは「まだ時期尚早」と判断を保留した。

 ピレリは南フランスのポールリカール・サーキットで、1月25日から2日間のタイヤテストを実施中だ。おもな目的は、耐アクアプレーニング性能を改善するためにフルウエットタイヤのコンパウンドを見直すことにある。テストには複数の仕様が異なるタイヤが持ち込まれ、参加したフェラーリ、レッドブル、マクラーレンには違いを知らせない「ブラインドテスト」を行っている。だが、2015年のタイヤと比較して、ライコネンには大幅な改善の兆しは感じられなかったようだ。

 テストのルールにより一切手を加えていない昨年型のSF15-Tをドライブしたライコネンは、テスト初日に合計99周を走り、「この経験からいろいろと学べる」と述べた。

「ウエットコンディションではクルマに満足できないことが多かったから、この経験は理解を深めるのに役立つ。ウエットタイヤのテストとしては、これ以上の条件は望めないだろう。このようにずっと同じようなコンディションが続くことは現実の世界ではまずないことだから。いいテストだったと思うよ。ピレリの役に立てるのなら、僕らにとっても有益だ」

「僕としては、昨年のタイヤのほうが好ましいと感じた。まあ、そう言い切るのはまだ早すぎるけどね」





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