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レーシングポイント代表、F1再開への思いを語る「10週に8戦は過酷だが可能。レースができることがうれしい」

2020年6月8日

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でグランプリ開催を見合わせていたF1が、7月5日のオーストリアからシーズンをスタートすることを決定した。これを受けて、レーシングポイントのチーム代表オットマー・サフナウアーが、レース再開や今後のF1について語った。


──各チームのファクトリー一斉封鎖も解除され、これまでの日常が戻ってきたというところですか?


サフナウアー代表:ファクトリーが再開されたのは、うれしい限りだ。しかし以前とまったく同じ日常が戻ってきたわけじゃない。感染拡大を防ぐ厳しい努力が求められるし、私の最大の使命が従業員とその家族の命と健康を守ることであることに変わりはない。そしてファクトリーが再始動し、F1が再開されようとしている今、その使命はいっそう困難になるだろうね。


──具体的にファクトリーでは、どんな防御策を取っているんですか。


サフナウアー代表:一口ではいえないほどの、多くの施策を実行している。ファクトリーの入り口と出口は完全に分けたし、入館の際には体温のチェックや消毒を行う。何より閉鎖が解除されたとはいえ、ファクトリーに来るスタッフは、リモートでの作業ができない最小限の人数に限っている。

ランス・ストロール(レーシングポイント)
2020年F1バルセロナテスト ランス・ストロール(レーシングポイント)

──7月には、いよいよF1再開が予定されています。


サフナウアー代表:それは何よりも、喜ばしいことだ。当初は不可能と思われたGPカレンダー作成に多大な努力を払ってくれた人々には、本当に感謝の気持ちしかない。しかし繰り返すが、コロナウイルスへの感染だけは、何としても防がないといけない。そのための措置のひとつとして、レースは基本的に無観客で行われる。熱狂的な声援やサポートがないのは非常に残念だが、受け入れるべきことだ。


──公式発表されたヨーロッパラウンドだけ見ても、10週間で8戦開催という超過密スケジュールです。


サフナウアー代表:今までに誰も経験したことのないスケジュールであることは確かだね。しかしわれわれ関係者全員がこれに同意し、スムーズに行われることに各自が最大限の努力を払うことを確認し合った。過密ではあるが、決して開催不可能なものではない。レースを戦うのと同じ情熱で、難局を乗り切るつもりだよ。


──ヨーロッパでの感染拡大はある程度収束しつつありますが、コロナウイルスは死に絶えたわけではありません。移動先の宿舎やサーキットのパドックやピットにも存在している可能性があるます。そのような状況での作業に、スタッフ全員は合意しているのでしょうか。


サフナウアー代表:これだけ長い空白を経てあちこちの国にレースに出かけるのは、非常に奇妙な気持ちだ。そしてほぼ無人の環境でレースを行うこともね。一方で予防措置に関しては、ファクトリーでの防護措置と同等かそれ以上のものを考えている。もちろん、現場スタッフには出張の合意はもらっているよ。


──一方で、2021年からはバジェットキャップ(年間予算制限)が導入されます。


サフナウアー代表:FIAとF1そして全チームの努力のおかげで、バジェットキャップ導入にこぎ着けられたことを私は誰よりも喜んでいる。これによってF1は今後いっそう健全な形で運営されるはずだし、財政難に苦しむ一部のチームも救済されると信じている。


──来季のレーシングポイントのドライバーに関していろんな噂が出ています。


サフナウアー代表:これから数週間、ドライバー市場に関して面白い話が出てきそうだね。しかしうちのチームに限って言えば、報じる価値のあるニュースはドライバー側というより、むしろファクトリー側についてのものだと思う。来季のマシンパフォーマンス向上ということだ。その点については、大いに期待してほしい。



(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)




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