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F1アブダビGP技術解説(2):レッドブルがライバルに追随する形で新型フロントウィングをテスト

2017年12月7日

 最終戦アブダビGPでの各チームは、来季2018年に向けてのアップデートが目立った。中で注目を集めたのが、フェラーリのディフューザー、レッドブルのフロントウィング、そしてハースのコクピット保護システム“ハロ”に加えた改良だった。 


・レッドブルがフロントウィングのデザインでライバルに追随

レッドブルの旧型フロントウィング


2018年に向けたレッドブルの新型フロントウィング

 2018年マシンとなるRB14の最終形と考えていいのか、レッドブルが新型フロントウィングをテストした。レッドブルのフロントウィングのフラップはこれまで、Y250と呼ばれる渦流を効果的に作り出すために、イン側が他のマシンよりも上向きになった独創的なデザインだった。それがアブダビの初日二日目に試された仕様は、ライバルマシンに追随する形でフラップイン側は地面に向かって湾曲。1枚目はほとんどウィング本体のメインプレインに接触している。


 一方で、前輪が起こす乱流を排出するためにウィング外側に形成されたトンネルは、いっそう大きくなっている。

レッドブル フロントウィング


・マクラーレンとハースによるハロの空力処理
 2018年から装着が義務づけられるハロに対して、ハースの空力エンジニアたちは2枚一組形7個のボーテックスジェネレーターを加えた。ハの字型のこれらのパーツは、流速をいっそう上げる効果を期待して、ディフューザーの処理でよく見られるものだ。ハロによって前方からの気流が二股に分かれる部分にこれを装着することで、気流の剥がれを遅らせると見られる。

ハースによるハロの空力処理


 FIAの安全規定をクリアするために、ハロはかなり重いデバイスになっている(アンディ・グリーによれば、約14kg)。2018年の最低規定重量は6kgしか増えていないため、エンジニアにとっては実に頭の痛い問題となっている。


 一方、マクラーレンはアブダビGP後のピレリテストの際に、3枚のパーツからなるフィンをハロに装着。整流効果を確認していた。





レース

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