F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

ルノー、F1への投資を増額。当初「2020年にタイトル争い」の計画を前倒し

2016年8月5日

 ルノーはF1ワークス活動について、親会社からの追加投資も受けながら、当初の5年計画を前倒して進めようとしている。


 今年からワークスチームとしてF1に復帰したルノーは、ひとまず結果を残すことよりも、ロータスとしての最後の年に財政難に苦しんだエンストンのチームの再構築に専念している。プロジェクトの開始から半年を経て、ルノー本社は、選手権を争うポジションまで達する時期について、当初の計画の2020年よりも早めたいと考え始めたようだ。


 ルノー・スポールのシリル・アビテブールは、次のように語っている。


「投資に関して言えば、これまでの計画を前倒して実施しながら、パッケージの総額も増やすことになる。当初は5年計画で考えていたが、2週間ほど前に、投資パッケージの増額と前倒しが承認された」


「私たちが望んでいるのは、できるだけ限り早い時期に一定の成績をあげることであり、従来の5年計画でやるべきことを、より短期間で実現するのが最良の方法だ」


 また、アビテブールは、ロータスがルノーに買収される前の2015年に、5700万ポンド(約80億円)の損失を出したという先日の報道について、チームの計画に影響を及ぼすことは一切ないと述べている。


「すでに周知の事実だったし、ルノーも完全に承知していた。つまり、ロータス・チームが財政的にどんな状態にあるかは全部わかっていたので、負債の額を見ても少しも驚きはしなかった。それもすべて計画に含まれていて、計画はCEO(カルロス・ゴーン)によって承認されている」


「あの報道によって、私たちの買収交渉に予想以上に時間がかかった理由が、少しは理解してもらえるかもしれない。公表されたロータスの負債は、長期的な債務を適正に評価した額であり、昨年のうちに処理された。実際、多額の投資が必要だった理由も、そこにある」


「チームを存続させるための唯一の方法を、ルノーが引き受けて実行したということを、これで世間の人々にも知ってもらえるといいのだが。ルノーが買収しなければ、このチームは消滅していたはずだ」


 ルノーは、すでに開発の主力をレギュレーションが大幅に変わる2017年のマシンへと移している。アビテブールは、その判断を含めた、ここまでの進歩に満足しているようだ。


「エンジンに関しては、完全に計画どおりに進んでいる。今季は信頼性も十分に確保されていて、それ自体がすばらしいことであると同時に、今後はパフォーマンスの向上に専念できるという意味でも良いことだ」


「2017年のエンジンは、ごく近いうちにダイナモでのテストが始まる。かなり良いものができたと思う。今度のエンジンは、とても野心的なものだ。だが、私が何よりもうれしいのは、しっかりしたエンジン開発の体制を構築して、そうした野心的なアイデアを追求できるようになったことだ」


「シャシーについては、空力のレギュレーションが大きく変わるので、エアロダイナミクスの開発にもアグレッシブな目標を設定した。2017年のクルマのデザインは、風洞に入れるたびに大きな進歩を示している。特にラップタイムに直結するダウンフォースはものすごく大きいから、かなり期待できそうだ」



(Translation:Kenji Mizugaki)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




レース

5/4(土) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
5/5(日) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
5/6(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン136
2位セルジオ・ペレス103
3位シャルル・ルクレール98
4位ランド・ノリス83
5位カルロス・サインツ83
6位オスカー・ピアストリ41
7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング239
2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位ウイリアムズ・レーシング0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.4 第4戦日本GP