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メルセデス、油断をすれば「敗北を喫する」と2017年への集中を否定

2016年7月27日

 メルセデスのチーム代表、トト・ウォルフは、もう今年の選手権の勝負はついたと考えて2017年への準備に集中すれば、チームは「敗北を喫する」だろうと述べた。


 2016年シーズンも全21戦中10戦を終えたところで、メルセデスはコンストラクターズ選手権2位のフェラーリに154点の大差をつけており、ドライバーズ選手権も事実上ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの一騎打ちとなっている。


 いっぽう、2017年からの大幅なレギュレーション変更に備えて、一部のチームはすでに今年のクルマの開発を完全に打ち切った。


 だがウォルフは、メルセデスがそうした戦略を採ることはできないと語った。もう今年は勝ったも同然と考えるべきではない、というのがその理由だ。


「そのような態度をとる者は、いずれ敗北を喫するだろう。その危険性から目を離してはならないし、どこのサーキットでも、どこかのチームが私たちより良い仕事をする可能性があることを忘れてはならない」


「もちろん、来季が重要であることは心に留めておくべきだ。レギュレーション変更に備えるのは大事だからこそ、状況を冷静に見るように努めている。私たちとしては、最善の開発努力、レースに向けての準備、レースでの仕事とトラックサイドエンジニアリングを、いつものように展開していくだけだ」


「それと同時に、イギリスのファクトリーにいるチームは、来年への準備に全力を傾ける必要があるし、今年のことに関わりすぎるべきではない。そのバランスは常に保っていきたい」


 メルセデスにとって唯一の悩ましい問題は、ハミルトン自身が「避けられない」と語っている、彼のエンジンペナルティをどのように処理するかだ。ハミルトンは、すでに今季の割り当てコンポーネントのうち最後のターボチャージャーとMGU-Hと使っており、これらをまた新品に交換する必要が生じた場合には、グリッドペナルティを課せられ、選手権争いにも大きな影響が及ぶ可能性がある。 


 ハンガリーGPを制したハミルトンは、今季初めて選手権リーダーとなった。しかし、ウォルフは「まず、シーズン半ばで選手権争いのトップに立つことは、それほど重要ではないと指摘しておきたい」と述べた。


「いまはまだ、それぞれの週末で最善を尽くし、できるだけ多くのポイントを獲ることに専念すればいい。ポイントの計算を始めるのは、シーズン終盤になってからだ」


「エンジンペナルティについては、ギリギリまで判断を保留したい。つまり、シーズンを乗り切るのにエンジンコンポーネントが全部でいくつ必要か、見当がつくまで待ちたいということだ。それがわかれば、彼にとってペナルティの影響が最小ですむコースを選ぶことができる。現時点では、まだどうするか決めていない」


「とりあえずは、ホッケンハイム(今週末のドイツGP)を終えた時点での状況を見て、あらためて考えることになるだろう」



(Translation:Kenji Mizugaki)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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