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GP topic:メルセデスとルノーのパワー差は「約47.5馬力」とレッドブルが暴露
2016年7月26日
F1ハンガリーGPのレース終了後の会見で、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が「ルノーのパワーユニットはメルセデスに対して、35kW劣っている」と発言した。同チームは今季「タグ・ホイヤー」名義でルノー製のパワーユニットを使用している。
「ルノーは素晴らしい仕事をして、パワーユニットは昨年より大きく前進した。しかしルノーのスタッフによれば、メルセデスに対して35kW足りていない」
1kWは約1.3596馬力に相当するため、ホーナーのコメントが正しければ、ルノーのパワーユニットはメルセデスに対して約47.5馬力は劣っているということになる。
47.5馬力をラップタイムに換算すると、どれくらいの差となるのだろうか。あるエンジニアに聞いたところ「マシンが持っているダウンフォース量によって異なるため一概には言えないが、総じて10馬力で平均およそ0.19秒」だという。平均というのは、パワー感度がコース特性によって異なるためだ。
たとえば全開時間が最も長いモンツァでは、10馬力の違いがラップタイムに与える影響は0.28秒と平均値よりも大きくなる。逆にパワー感度が小さいモナコでは10馬力で0.1秒と平均値の約半分になってしまう。そのエンジニアはハンガロリンクの値は教えてくれなかったが、鈴鹿が0.16秒であること、そしてハンガロリンクが「ガードレールのないモナコ」と言われていることを考えると、0.12秒くらいではないかと予測できる。となると、47.5馬力の違いは、約0.57秒の差となる。
マシンのポテンシャルは予選Q3のパフォーマンスに現れるが、今年のハンガリーでは最後のアタックでイエローフラッグが出たため、実力がわかりにくかった。
そこでQ3の1回目のタイムで比較すると、メルセデスを搭載するルイス・ハミルトンの1分20秒108に対して、ルノーを積むレッドブルのダニエル・リカルドは1分20秒280。その差は0.172秒。35kW=47.5馬力=0.57秒よりもギャップが小さかったのは「モナコ同様、ハンガロリンクのような低速サーキットではレッドブルのほうがダウンフォースが出ている」(フィル・チャールズ/トロ・ロッソのチーフレースエンジニア)からだろう。
Q3の1回目でハミルトンとフェラーリのセバスチャン・ベッテルのタイム差は0.766秒。しかし、フェラーリのパワーユニットがルノーに大きく負けているとは考えにくく、そうなると車体側の性能でフェラーリがメルセデスやレッドブルに後れをとっていると考えられる。
ルノーはパワーユニットに関して、今シーズン中に大きなアップデートはないと語っている。しかし、ホーナーは「燃料やチューニング、ドライバビリティを良くすることでもパフォーマンスは上げられる。車体とのハーモニーを、より良くすることでもギャップを縮めることは可能だ」と語っており、2016年の戦いを、まだあきらめていない。
「レッドブルにとって、次のチャンスはシンガポールだ」と、狙いを定めている。
(Text : Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |