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ハリアント、資金不足でもドイツGPには出場希望。バンドーン加入の可能性は?

2016年7月26日

 マノーのリオ・ハリアントは、今シーズン後半に参戦するための資金が得られなかったとしても、今週末のF1ドイツGPには出場できる見込みだという。 


 ハリアントは今季マノーと契約しているものの、参戦資金は先週末のハンガリーGPまでしか確保されていなかった。マネージャーであるピアース・フニセットは、チームがホッケンハイム参戦に許可を出すと考えており、そうなればサマーブレイクの間に、残りレースへの参戦資金集めができることになる。


「そうなることを願っている。このあと3週間の休暇があることを考えると、それが理論的だと私は思う。チームも同じように考えて、時間を与えてくれることを望む」


 状況が数日のうちに変化する可能性はあるかと聞かれると「絶対ないとは言えない」と、ハニセットは言う。


 マノーのレーシングディレクターであるデイブ・ライアンは、決定権はオーナーのステファン・フィッツパトリックが持つと語る。


「忘れてはならないのは、リオには今シーズン末までの契約があるということ。その契約を履行するか否かは、彼らに委ねられている。そうできるだけのチャンスは与えてきたし、ともに仕事をしてきた。リオはチームにとって素晴らしい存在なので、彼に残ってもらってプロジェクトを進めたい。最終的には資金の問題になる。私は、その部分から一歩引いた立場ではあるが、状況を見守ろうと思う」


 最終戦までは日本のスーパーフォーミュラと日程がバッティングしないため、マノーはストフェル・バンドーンを走らせるのではないかという噂もある。これについてはマクラーレンのスポークスマンが「ロン(デニス)がすでに話しているように、ストフェルはマクラーレンの一員だ。しかし彼には才能と実力があるので、他のチームが興味を示したとしても驚きはしない。だが、噂は噂でしかない」と、否定的な発言をしている。


 昨年のGP2チャンピオンであり、負傷したフェルナンド・アロンソの代役として初参戦したバーレーンGPで10位入賞を果たしたバンドーンの能力は、ライアンも認めている。


「ストフェルが優秀な若手ドライバーであることは、疑いようもない事実であり、コース上での経歴も素晴らしい。しかし我々はリオと仕事をしており、リオと一緒に前進していきたい」



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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