F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

同士討ちで予定変更? メルセデス、2017年マシン開発の開始時期に悩む

2016年7月16日

 メルセデスモータースポーツのトップであるトト・ウォルフは、チームは今シーズンのF1タイトル獲得を目指しながらも、同時に2017年へとリソースを割り当てるという「難しい判断」を迫られていることを認めた。


 F1のレギュレーションは2017年に大きな変更を控えており、ウイングとタイヤの幅が前後ともに幅広になることで、ラップタイムの大幅な向上が見込まれている。いくつかのチームはすでに来シーズンへとリソースを切り替えているが、メルセデス、フェラーリ、レッドブルのようなトップチームにとっては、予算を今シーズンと来シーズンで分割すべきか否かという問題になる。


「毎週、各部署でどれだけのリソースを2017年へと切り替えるかを考えている。すでに多くが2017年に向けて動いているが、難しい判断だ。1月か2月、今年のマシンがサーキットを初めて走ったような非常に早い段階で、2016年の開発を終了したチームもあると思う。(開発の)序盤では習熟曲線は急カーブを描くので、これはアドバンテージになる。また(開発期間が)2〜3週間足りないだけでも、最終的に大きな違いを生む。だからこそ、毎週自分たちに(切り替えの時期を)問いかけることが重要なんだ」とウォルフは語る。


 メルセデスは今季、3年連続でのダブルタイトル獲得がほぼ確実視されている。ランキング上はフェラーリのキミ・ライコネンが3位で、ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンに最も近いライバルとなっており、1位を62ポイント、2位を61ポイント差で追う。


 コンストラクターズランキングではメルセデスがフェラーリを131ポイント、レッドブルを137ポイント上回っている。ウォルフは、スペインGPとオーストリアGPの同士討ちで大量のポイントを失ったことが、リソース割り当ての判断を容易にしたと冗談めかして言う。


「あの80ポイントがあればと思うが、それでは面白さに欠ける」


 ロズベルグは現在のマシンへの開発が、タイトルのゆくえを左右する重要な要素になると考えている。


「今後どれだけの開発ができるのかというのは、興味深い部分だ。どこかの段階で、開発を徐々に来年向けに切り替えていくことになる。どのチームがどれだけの開発を持ち込み、どのチームが来年にリソースを割り当てていくのかというのが、これからのレースでは鍵となる。いまはこれが、重要な要素だ」



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




レース

5/4(土) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 5:30〜6:14
5/5(日) スプリント 1:00〜02:00
予選 5:00〜
5/6(月) 決勝 5:00〜


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン110
2位セルジオ・ペレス85
3位シャルル・ルクレール76
4位カルロス・サインツ69
5位ランド・ノリス58
6位オスカー・ピアストリ38
7位ジョージ・ラッセル33
8位フェルナンド・アロンソ31
9位ルイス・ハミルトン19
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※中国GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング195
2位スクーデリア・フェラーリ151
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム5
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位BWTアルピーヌF1チーム0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.4 第4戦日本GP