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【レースの焦点】ライバル以上の“コーナリング性能”を生む、タイヤ選択の新たな可能性

2016年4月5日

LAT

 コーナリング性能が高いレッドブルのふたりも創造力豊かなオーバーテイクを披露した。26周目、交換したばかりのソフトタイヤでリカルドがバルテリ・ボッタス(ミディアム18周目)を攻略したのは、ターン8というオーバーテイクが稀有なコーナー。手前の高速S字でアドバンテージを築いて、一気に抜き去った。15位スタートのダニール・クビアトも、新しいソフトに交換した16周目以降は1周1台のペースで抜き去り、ポジションを上げていった。最も果敢だったのはスーパーソフトを履いた終盤だ。50周目のターン1でインからボッタスを抜き去った後、上りのストレートで再び追いついたウイリアムズのインに並んでターン4に入り、出口で優先権を得てボッタスを縁石の外に追いやった。このバトルには、抜かれた側のフランク・ウイリアムズさんも思わず笑顔──。最終ラップのターン4でもイン側からマッサをオーバーテイクして、7位入賞を実現した。

 随所にオーバーテイクが見られたのは、ドライバーたちが既成概念にとらわれずトライした結果、砂塵が掃除されて「使えるライン」の幅が広がったおかげでもある。3スペックのタイヤと無数の作戦が、サクヒールを見ごたえのあるコースにした。

Sutton

 セバスチャン・ベッテルのレースはスタート前に終わってしまった。ルイス・ハミルトンの希望も、ターン1の接触によって潰えてしまった。首位争いに関しては静かなレースになったが、少し物足りなさを感じさせたのはキミ・ライコネンとフェラーリ。ハミルトンの作戦をカバーすることによって、ライコネン自身もロズベルグにカバーされてしまった。

 スタートで出遅れたあと、2番手まで挽回した時点で首位ロズベルグとの間隔は12秒近くまで広がっていたのだから、同じ作戦ではロズベルグに勝てない。それなら──ハミルトンのアンダーカットを警戒して29周目にピットインした際、思い切ってミディアムタイヤに挑戦する選択肢はなかっただろうか。





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