GP2ディフェンディングチャンピオンのiスポーツ・インターナショナルが、かねてからの噂どおり、ブルーノ・セナを2008年のドライバーとして発表した。
セナはカルン・チャンドックとパートナーを組み、GP2シリーズ、ならびに新しいGP2アジアシリーズに挑む。セナは今年のデビューシーズン、アーデンとともにGP2を戦い、ドライバーズ選手権では8位になり、5月のバルセロナでは初優勝を果たした。
「すべてがうまくいき、喜んでいる」とセナは語った。
「iスポーツなら、優勝争い、ならびに選手権争いをするために必要なすべてのものを提供してくれる」
「昔から知っていたことだが、iスポーツのマシンはとてもいい。(ヘレスでのテストではGP2での新記録となるラップレコードを樹立したように)すぐに速さを見せることができた。メカニックやエンジニアともすぐにうまくやれるようになった。すべてのドライバーがふたつのチャンピオンシップを戦えるわけではないので、これは僕のために役立つだろう」
チームボスのポール・ジャクソンは、セナの加入を喜び、トップに近いところで常に戦ってくれるだろうと自信の程を覗かせた。
「ブルーノはトップに上りつめる決意をもった、ひたむきな男だと見ている。エンジニアたちへの彼のフィードバックは詳細で正確だった。そのことによって、私たちは彼が常に上位を走り続けられる男だということを再確認した。いろいろと学ぶことの多かった1年を経験し、今のブルーノにはチャンピオン候補になれる力が備わっていると考えている」
「GP2アジアシリーズはブルーノとチームにとってとてもプラスになるだろう。2008年用のマシンはすっかり新しくなるが、冬の間に走りこむことで、ブルーノは鋭さを維持できるだろう。また、走り込みを通じて、ブルーノはチーム内のあらゆる重要な人間関係をうまく築き、今後訪れるであろう苦難のときも、うまくやっていくことだろう」
「ブルーノは他のドライバーたちよりも走行距離が少なかったが、彼の頭のよさや成熟さを見せてくれた。これはGP2というとても要求の高いシリーズでとても重要になってくるだろう。チーム全体が、来るシーズンを楽しみにしており、開幕について待ちきれない思いでいる」