ルイス・ハミルトンは、コース外における問題が多発したデビューイヤーを終え、来年はレースだけに集中したいと語った。
ハミルトンは、2007年は度重なるいざこざや非難の応酬がフェルナンド・アロンソやマクラーレンとの関係悪化につながってしまったが、そういったことに巻き込まれたくはなかったと主張した。しかし、アロンソがチームを離脱した今、MP4-23の潔白が正式に認められさえすれば、最高の仕事をすることに集中できるだろうと彼は考えている。
ハミルトンは英デイリー・エクスプレス紙に対し、次のように語った。
「今年は浮き沈みの激しい1年だった。参戦できてすごく嬉しいし誇りに思っている。でも、政治的な問題がいろいろあったので、そういった意味ではフラストレーションを感じた」
「僕はレーサーにすぎない。コースに行ってドライブするのが大好きだ。政治的なことに巻き込まれたくない。でも残念ながら、巻き込まれるのは避けられないんだ。こういったことはついてまわるから、できるだけうまく対処する他はない。(でも)願わくば来年は、(今年と違って)円滑にいってほしいし、楽しめればいいね」
アロンソがルノーと契約を結んだことにより、今年のトップ3ドライバーは来季、別々のチームで戦うことになる。ハミルトンは今年手にできなかったタイトルを、来季はぜひ獲りたいと考えている。今年は最後の最後でタイトルを逃したハミルトンだが、2年目のシーズンに向け自信を持っていると述べた。
「僕のキャリアはまだ始まったばかりだけど、すごく自信があるし、明るい見通しも持っている。来年が待ち遠しいね。できたらタイトルを手にしたい。タフな1年になることは間違いないから、来年は自分が勝てるなんて言えないけれど、勝つ能力があることには自信がある。しかるべき時にしかるべき場所にいることができ、ハードワークに徹し、献身的に働けば、(タイトル獲得は)可能だと信じているよ」