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ルノー、マクラーレンの情報の不正使用を否定

2007年11月12日

 マクラーレンの情報を不正に所持していたという容疑で世界モータースポーツ評議会に召喚されたルノーは、長い声明文を発表し、新たな展開を見せているF1でのスパイ事件における自らの立場を明らかにした。

 その声明の中で、ルノーは、ひとりのチームメンバー、エンジニアのフィル・マッケレスが、マクラーレンの情報を所持していたことを認めている。マッケレスは、2006年9月に、マクラーレンを離れてルノーに加わった。

 それから1年以上たった今年の9月、チームの上層部は、マッケレスがマクラーレンから情報を持ち出していることを知った。マクラーレンのエンジニアリング図面や技術上のデータ表を含むこの情報は、ルノーF1チームのファイルシステムにおける個人ディレクトリの中に保存されていたが、チームの上層部はその存在を知らなかったという。
 チームのテクニカルマネージメントがこの状況を知った時、即座にチームのコンピュータシステムからこの情報が削除され、徹底的な調査が開始された。マッケレスは停職とされ、マクラーレンとFIAに通知が行われた。データが入ったフロッピーディスクがルノーチームの弁護士に送られた後、マクラーレンに返還された。
 声明においてルノーは、チーム内にマクラーレンの情報が存在したことは認めながらも、その情報がルノーのレースカーのデザインに使用されたことは否定している。


「正式な調査を行った結果、マッケレス氏は、ルノーに加入して間もないころ、チームの何人かのエンジニアに、いくつかの縮小された図面という形でこの情報の一部を知らせたことが明らかになった」と声明には記されている。
「これらの図面は、マクラーレンが使用していた4つの基礎的なシステムについてのものだった。すなわち、燃料タンク内部のレイアウト、ギヤクラスターの基礎的レウアウト、調整されたマスダンパー、そしてサスペンションダンパーについてだ」
「これに伴い、関係したエンジニアたちに話を聞いたところ、彼らはその図面をほんの一瞬見せられただけで、この情報はひとつとしてルノーのマシンのデザイン決定に影響を与える形で使用されたことはないと断言した」
「特に、調整されたマスダンパーに関しては、すでにFIAによって非合法とみなされていたため、図面には何の価値もなかった。サスペンションダンパーの図面は、マクラーレンのデザインがやはり非合法であるとみなされる可能性を暗示するものだったが、その後のFIAからの説明により、それはこのコンセプトに関する我々の未熟な解釈に基づくものであったことが確認された」

 この声明にはさらに、ルノーはマクラーレンが派遣する独立した専門家に、チームのコンピュータシステムをチェックしてもらうと共に、レースカーにマクラーレンのデザインが使用されていないことを証明すべく、マシンの調査もしてもらう用意があると記されている。また、チームは来月行われる世界モータースポーツ評議会の会合において、それが明らかになると確信しているという。




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