株式会社モビリティランドは6日、鈴鹿サーキットでの今季のビッグイベントが終了する11月末からレーシングコースエリア内のパドック・ピットビル、観客席エリアの改修工事を開始すると発表した。工事は今年11月から3月までがパドック改修の準備工事、来年9月から3月末までが新ピットビルの建設、観戦エリアの整備とされている。

　これまで、小規模なコースの改修や施設の改修が行われてきた鈴鹿サーキットだが、今回の改修はリリースによれば「大幅な改修工事」とされている。工事期間中はレーシングコースの施設の一部が使用制限されることになる。

　細かい改修内容は2008年3月のモータースポーツファン感謝デーで公開される予定とのことだが、発表されたリリースから推測するに、今月17日からのフォーミュラ・ニッポン最終戦、19日のSAF1☆ARTAフェスタ、翌日のFニッポンルーキーテストを最後に、パドックエリアの改修準備がスタート。08年3月までに改修の準備工事を終え、モータースポーツファン感謝デーが行われた後、3月15日のスーパーGT開幕戦、5月、7月のフォーミュラ・ニッポン、8月のスーパーGT鈴鹿1000kmとこなし、9月から新たなピットビルの建設、観戦エリアの整備と進んでいきそうだ。

　09年からのF1グランプリ復帰も決定し、いよいよ改修工事に着手した鈴鹿サーキット。日本のモータースポーツの伝統を受け継ぐ、素晴らしい施設の建設を期待したいところだ。

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