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ハースF1代表がグロージャンを擁護。「ペナルティは彼に追い打ちをかけてしまう」
2018年5月17日
ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、F1第5戦スペインGP決勝の1周目でクラッシュを引き起こしたロマン・グロージャンにFIAが科した次戦モナコGPでのグリッド降格ペナルティは、リタイアしたグロージャンにさらに追い打ちをかける内容だと話している。
グロージャンは決勝スタート直後にターン3に差し掛かる際、集団の中でマシンのコントロールを失った。その後、危険な地帯から抜け出そうとしたことで激しいホイールスピンを起こし、最後は自分自身だけでなくニコ・ヒュルケンベルグとピエール・ガスリーのふたりをリタイアに追い込むという惨事を招いてしまった。
すべてが動いている状況でグロージャンが取れる行動の選択肢はほとんどなかったと、シュタイナーは考えている。
「彼はその場から離れようと試みた。彼はそう言っている」とシュタイナー。「彼はコースを横切ってそこから離れようとして、2台と接触した」
「マシンがスピンした状況で彼は『自分がその場にとどまるかコースを横切るか、決めなければならない』と考えた。そして横切ろうとして2台を弾き出してしまった」
「もし動かずにとどまっていたら5台と接触したかもしれないが、それは誰にもわからないことだ。彼がいた場所はコースの真ん中で、何をするにしても良い位置ではない。私に言わせれば、これはスタート時のインシデントだ」
スペインGPのスチュワードはグロージャンがとった行動に悪い印象を持ったようだ。ルノーのヒュルケンベルグも同様で、グロージャンには「学ぶべき課題がある」と話している。
「もちろん、コースの真ん中であのようにアクセルを踏めば良い行動には見えないだろう。だが、ドライバーたちは1000分の1秒単位での決断を迫られているのだ。彼は横切るという決断をした」とシュタイナーは付け加えた。
「リタイアに追い込まれたふたりには気の毒だったが、グロージャンはオーバーテイクを仕掛けていたわけでもアンダーステアを出していたわけでもない」
「今のところ、取るべきではない行動を取ったということで彼の評価は高くない。だから批判の対象にはなりやすいだろうね」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(AUTOSPORTweb)
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