スペインのメディアは、今年GP2で活躍したロルダン・ロドリゲスが、来年に向けフォース・インディアと契約を結んだと報道した。
スペインのバリャドリド出身で22歳のロドリゲスは、この何週間かにわたって元スパイカー・チームへの加入をうわさされてきたが、今のところ、シルバーストンを拠点とする同チームから、2008年のレースドライバーあるいはテストドライバーに関する発表はない。
スペインの新聞エル・パイスの“最高峰F1への昇格の準備はできていると思うか”との質問に対し、「できていると思う」と答えるロドリゲス。今シーズンはミナルディ・ピケ・スポーツからGP2シリーズに参戦し、ハンガリーのスプリントレースで自己最高位の3位を獲得している。
「それに、誰でもGP2に来た時点で(F1に上がる)チャンスが巡ってくる可能性があることは承知しているはずだろう。僕だって分かっていたし、チャンスが来た場合に備えて、シーズン初めから自分自身の心の準備をしていた」
「本当のところ、チームの新オーナー(ビジャイ・マルヤ)が2008年に向け僕を当てにしていると言ったと、何かに書いてあったそうだ。僕はそれを聞いて最初は信じられなかったが、彼がそう言ったのは間違いないらしい」
もしF1のレギュラーシートを手にすることができたらGPデビューイヤーの目的は何になるかと聞かれると、ロドリゲスはかなり控えめに答え、具体的な目標は設定せず、初年度は学習に焦点を置くことになるだろうと認めている。
「単純に精一杯やれればいいと思っている。何も約束はしたくない。もしレースで21番手を取る力のある車なら、18位になれるよう頑張る。自分が9位とか、5位とか、20位になると言うつもりはない。目標は、いつもどおりできる限り学習することだ。そして、どのレースでもそれが最後のレースのようにうまくやり、ベストを尽くし、マシンの最大限の力を搾り出したい」