フェラーリのキミ・ライコネンは、モンテカルロで行われたFIA表彰式において、2007年FIAフォーミュラ・ワン世界チャンピオンとして正式に表彰された。
「世界選手権のタイトルを獲得し、ここでこうしてトロフィーを受け取ることができて本当に嬉しい」とライコネンは語っている。
「僕にとってずっと目標だったし、フェラーリでの1年目にそれが達成できたことに特別な喜びを感じている。フェラーリは本当に素晴らしいチームだ。チームの人々は、プロフェッショナルという意味でも、人間的な意味でも、これ以上ないくらい素晴らしい人たちだ」
「この勝利は、ほとんど絶望視されていた時でさえも決してタオルを投げ込もうとしないチームの人々の努力の結果、手に入れることができた。僕はまた家族、妻のジェニー、そして僕がレースを始めてからずっと支えてきてくれた多くの人たちに感謝の意を述べたい」
フェラーリCEO、ジャン・トッドもまた表彰式に出席、フェラーリを代表してコンストラクターズチャンピオンのトロフィーを受け取った。フェラーリにとっては過去9年で7回このタイトルを獲得したことになる。
「今年のような例年と違う波乱万丈の1年の終わりに、今日ここに来て、ふたつの選手権における成功を祝うことができ、喜びと栄誉を感じている」とトッドは、コース外でのスパイ疑惑騒動の一件をほのめかしながら語った。
「日本GPが終わった時点では、我々がふたつの世界チャンピオンとして、この場にいられるとは夢にも思っていなかった。しかしチーム、そしてドライバーの技能と才能により、そして少しばかり運にも助けられて、我々はフェラーリにとっての素晴らしいシーズンを祝福するためにこういった装いでこの場にいる。チームとして9勝を挙げ、キミ・ライコネンという素晴らしいドライバーがスクーデリアに加入して1年目で世界チャンピオンになることができた」