ルノーF1代表、フラビオ・ブリアトーレは、マクラーレンのデータ悪用疑惑に関する調査を受けていた時期にも、チームへの支援を続けたパートナーらに感謝の意を示した。

　マクラーレンのケース同様、最初の公聴会において、ルノーは他チームの情報を所有していたとして有罪判決が下されたものの、FIAは罰則を科さない決定を下した。
　マクラーレンは、続いて2回目の上告を受け、再度聴聞会に召喚され、その結果1億ドルの罰金とコンストラクターズポイントの剥奪を科された。しかし、モナコで行われた世界モータースポーツ評議会での臨時会議の決定では、ルノーは一切の処罰なく放免されたようだ。

　ルノーは、国際スポーツ法典151c条に違反しているもののペナルティは科さないという判決が下された後、この裁定を受け入れる簡潔な声明を発表している。

「このデリケートな時期にあっても、変わらず誠意ある支援を送ってくださったルノー、我々の筆頭スポンサーING社、そしてその他の我々のパートナーに対し、心より感謝したい」とブリアトーレはコメントしている。
　判決によっては撤退もあると考えられていたが、これで来季もF1を継続することは間違いないようだ。

「私はまた、品位と威厳とをもってこの一件に対処したチームに対して賛辞を呈したい。我々は、2008年の選手権に向けての準備に集中できるようになったことを喜んでいる」

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